自身と同額を寄付してくれるよう同社に依頼したところ「30秒もしないうちにイエスと言ってくれた」とのことだ。そして同社のパーカーと手袋を手配した後、ライアンはさらに世界屈指の防寒ブーツメーカー「バフィン」のウインターブーツと厚手ソックスも手配、これらを「Inuujaq School」へと寄付したのだった。「カナダグース」のパーカーは子供用でも6万円~、ブーツも1万円~と決して安くはないが、ライアンと同社はこれらを合計300以上用意して同校に届けている。
デュラント校長によれば、今年は新型コロナウイルスの影響によりカナダ北部コミュニティーにおける必需品へのアクセスはより困難になってきているそうで、ライアンものちに発表した声明のなかで、生活必需品がコミュニティーに行き渡らないという同地域の現状を「重大な課題である」と喚起している。
ライアン・レイノルズはこれまでも食糧支援団体や病院に莫大な寄付を行っているほか、バンクーバーの母校卒業生全員に地元ピザ店のギフトカードをプレゼントするなど、規模の大小に関わらず様々な支援活動を行ってきた。そんなライアンの姿勢はファンの間で常々「カナダの秘宝」「救世主」などと称賛されているが、このたびの思いやり溢れる行為にも、
「なんて心温まるストーリーなの!」
「最高のロールモデル」
「いい人すぎて尊敬しかない」
「“救世主”ライアン、再び!」
など彼の人柄や母国カナダへの愛を称えるツイートが多数寄せられている。
冬の平均気温はマイナス30度前後というアークティック・ベイ、今年はライアンらのおかげで多くの子供達が安心して冬を越せそうだ。
画像2~4枚目は『CBC.ca 2020年11月8日付「How a tweet led Ryan Reynolds to donate parkas to this Nunavut community」(Supplied)(Sheena Qaunnaq)(Adrianne Mike-Qaunnaq)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)