今度はその声の部分をイコライザー(EQ)でクローズアップ。「確かに『お兄ちゃん』って聞こえますね」と半ば認めつつも、音響の関係で楽器などの音が入り込んだのではないかと仮説をたててもう一度聴き「うーん。ギターっぽいけど…これは…先生にも分かりません」というところまで迫った。
このたびの『世界の何だコレ!?ミステリー』では本格的に日本音響研究所・鈴木創所長に依頼したところ、『歩いてく』のイントロを聴いて「確かに聞こえますね」、「人の声のように聞こえるけど、調べてみますね」と音の波長をグラフィックで表すコンピュータを使い解析した。
鈴木所長は「人の声ではないです」と見解を示して、「お」の部分はベースの音、「にいっ」のように聞こえるギターの音、そこにドラムのシンバルっぽい音が「シャーン」と入り「ちゃん」のように聞こえる。偶然それが重なって「おにいちゃーん」と人の声のように聞こえたのではないかという。
他にも岩崎宏美の『万華鏡』や中島美嘉の『LIFE』、19(ジューク)の『以心伝心』など“謎の声”が聞こえるという都市伝説はたくさんあるが、もし本格的に解析したら真相に迫ることはできるのだろうか? 気になるところだ。
画像は『ケツメイシ【公式】 2020年1月22日付Instagram「ご無沙汰ですー!!!!」、2019年9月14日付Instagram「10/2発売のツアーDVD&Blu-ray「ケツの穴…しまらへん」より「覚悟はいいか」を公開!!」、2020年6月18日付Instagram「梅雨ニモマケズいよいよ楽曲制作も本格スタート!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)