法廷で事件の様子を収めた防犯カメラの映像が流れると涙をぬぐい、両手で頭を抱えたそうだ。トムは「ひどすぎる」と言い、これ以上映像を見ることができないと伝えた。
法廷では、犯行当時に「ひどく酔った臭いがした」と述べられた。トムの弁護を担当するミッシェル・ヒーリー勅選弁護士(Michelle Heeley)は「彼は失望させた人々に対して心より謝罪し、自分の犯した不愉快な行為に対処しようとしている」と語った。
有罪となったトムは18か月の社会奉仕活動命令が下され、200時間の無給労働を行うよう言い渡された。さらに5日間のリハビリテーションを完了することと、被害者課徴金90ポンド(約12000円)と訴訟費用85ポンド(約11500円)の支払いを命じられた。
バンドからの脱退表明があった6日、トムは自身のTwitterでこのようにコメントしていた。
「本日の発表を受けて、僕が元気であることを皆さんに知らせたいと思います。今は本当に良い状態にある。皆さんからの愛情とサポートを感謝します。近いうちに会えることを願ってるよ。」
カサビアンは1997年に英レスターで結成、トムはヴォーカルとしてバンドのフロントマンを務めてきた。トムの脱退後、オリジナルメンバーはギターのサージ・ピッツォーノとベースのクリス・エドワーズのみとなる。
画像は『Kasabian 2019年9月30日付Instagram「Buenos Aires 2015. Argentina」 2020年1月28日付Instagram「Thetford Forest 2018」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)