2009年に当時交際していた歌手リアーナ（25）に暴力をふるい、DV容疑で逮捕されてしまった歌手クリス・ブラウン（24）。それ以来、世間が“クリス批判”を続ける中で本人は「昔みたいに激昂したり衝動で動いたりはしない」と更生をアピールしていたが、クリスはまたしても暴力事件を起こして逮捕されてしまった。

このほど警察が発表した内容によれば、クリス・ブラウンが逮捕されたのは10月27日ワシントンD.C.においてであったとのこと。クリスはダブリュー・ホテル（W Hotel）の外で男性と喧嘩になり、午前4時半頃に暴行の容疑で拘留されたという。

また芸能情報サイト『Gossip Cop』によると、この時クリス・ホロシー（Chris Hollosy）なる35歳の人物も同じ容疑で逮捕されたそうだ。本人は「クリス・ブラウンのボディガード」と語っているらしいが、警察は今のところ2人の関係について断定はできていないもようだ。

被害者となった男性が芸能情報サイト『TMZ』に語った内容によれば、クリスは男性の顔面に一発パンチを放ち鼻を折ったという。女性ファンがクリスと写真を撮っているところを男性とその友人が邪魔し、激昂したクリスが殴りかかってきたそうだ。しかしクリス側はこれを否定。ツアーバスに乗ろうとした男性を止めようとしての行為だったと主張している。

どちらが事実を言っているのかは不明だが、被害を受けた男性がクリスを苛立たせたことは間違いない様子。だがリアーナへのDV事件で保護観察期間中の身であるクリスが、手を出したのはまずかった。男性はすでに弁護士を雇い訴訟を起こす準備を始めているといい、今後クリスには厳しい法の裁きが待っている可能性がある。クリスとくっついたり離れたりを繰り返してきたカルーシェ・トラン（25）は、逮捕の知らせに大ショック。クリスの拘束から数時間後、以下のようにツイートしている。

「悪いニュースで目を覚ますなんて、最悪。」
「いったいどうしちゃったっていうの？　みんなの両親は十分に愛を与えてくれなかったの？　こんなネガティブなことを続けるなんて、もう止めなきゃ。」

これはおそらくクリスを怒らせた男性と、クリス批判派に対するメッセージであろう。いずれにしても、カルーシェはこのたびの事件にかなり参っている。クリスも今さらながらに「またやっちまった」と後悔しているのではないだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）