エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】EXIT兼近が松本人志を刺激 “芸能人の政治的発言”問題で「若者の参加が衰退するのが一番だりぃーすね」

「大人たちにとって都合が悪いから若者が政治的な声を上げると叩かれるし、芸能人は影響力があるから発言しないでという風潮がある」との趣旨で持論を展開。「影響力を持ったのは自分で持ったもので、自分の思うことを発言するのは自由だと思う」と訴えた。

さらに「一番残念に思うのはきゃりーぱみゅぱみゅさんがツイートしてそれを叩かれて、それを見た若者たちが『やっぱり政治に参加したらこういう嫌な思いをする』『大人からこういうことを言われるんだな』というので衰退していくのが一番、なんかだりぃーすね」と兼近らしい口調で語ったのである。

周囲は笑いに包まれたものの、東野幸治が「カッコいい言い方ですね」と感心したのをはじめ、松本人志泉谷しげるも兼近の言葉に感じるところがあったようだ。

その後のトークで泉谷しげるが「納税者がものを言うのは当たり前。それを芸能人は言っちゃダメとかおかしいだろ、そっちのほうが差別だよ」と持論を述べれば、松本人志は芸能人が政治的発言をすることについて「全然いいと思う」と賛同しつつ、自身は政治的なツイートを控えている理由について「1回発言すると次を期待されて大変そう」、「僕に関心のあるファンの人たちを引っ張り込むのも申し訳ない」といった趣旨で説明した。

やがてトークが熱くなると、泉谷が「検察庁法改正案」の話題を掘り下げて「法務省は本来中立であるべき。総理大臣も逮捕できるという絶対的な意識を持っていてくれないと困る。『生活の面倒見るからさ、ちょっと甘くしてよ』としか思えないのよね」と問題の本質に迫った。

すると松本がそれを受けて「すごく簡単にいうと“三権分立のグーチョキパー”が成り立たなくなっちゃうってこと。(検事が)グーだそうかなーって思っても気をつかってしまい 後出しでチョキを出すんちゃうかなっていう不安は確かにある」と同調した。

泉谷と松本がおじさん代表ならではの掘り下げたトークを繰り出したのは、兼近が忌憚のない意見を「カッコいい言い方」で主張したことに刺激を受けたからではないだろうか。

Twitter上では視聴者による「EXIT兼近氏の発言は素晴らしいですね。知ったかぶりをしているわけでもなく自然体で、ここ数日間のツイッターデモの様子を分析して自らの表現でしゃべっている…」、「松本さんも指原さんも、誰にも忖度せずに自由に発言できる兼近さんが羨ましく見えたかもね。それがまたわかりやすく良い内容だったから…」といった感想が見受けられた。

EXIT兼近は、オンエア後にTwitterで「そりゃ俺なんて学もないし生まれもよくねぇ上に、頭いと悪しなので間違った知識や意見を言ってしまう事もあるかもしれない。けど自分なりに調べて考えて色々な意見を発信するのは皆自由。人間達が優しく教えてくれたらありがてぇっすわ」「コメンテーターありやっしたー」とチャラ男流でコメントしている。

フォロワーからは「政治に誰も意見しなくなったらヤバい国になる。ガチガチ固まった頭より素人の柔軟な発想も時には必要。かねちーの発言で政治に興味持つ人が増えればいいです!」、「SNSなどでどこまで発言していいものなのかなって思っていたのだけど、それが誰かを攻撃する意図があるものでさえなければ、自由に発言していいよねって思えました」などの反響があった。

「私は、いつもかねちーって賢い人だなと思って観てます。頭の回転の早さもそうだし、素直で柔軟な考えを持っているから世間からかねちーの想いや言葉がすんなり受け入れられると思います」、「かねちーはちゃんと勉強してるぢゃん 私はかねちーが言ってる事は共感するとこいっぱいあるし、チャラついてるのにしっかりしてる所がいっぱいあって、かねちーはホントすごいよ」、「かねちー、立派だったよ! 本当は賢いってわかる人にはわかる」といった声も多い。

北海道札幌市出身の兼近大樹は、地元の定時制高校を妹のために仕事を優先して中退。新聞配達や建設業のアルバイトをしていたという。兼近本人は「いと頭悪し」と口にするが、実は読書家で知られる。この春からEXITの相方りんたろー。とともにABEMA Prime『報道リアリティーショー #アベプラ』の木曜MCとなり、このたびの『ワイドナショー』では「仕事で扱わないといけないので、ニュースなんかもちょいかじりぐらいですね」と話していた。

画像3枚目は『EXIT 兼近大樹 2020年5月6日付Instagram「NAILMAX。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

EXIT兼近『NYLON JAPAN』誌にて(画像は『EXIT 兼近大樹 2020年5月6日付Instagram「NAILMAX。」』のスクリーンショット)

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