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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】10歳少年がバーチャルティーチャーを生み出す「勉強し過ぎじゃない?」アドバイスも(豪)

アプリを作り出す基本知識は持ち合わせていた。その知識を活用して作ったのが「My Class Buddy」だ。簡単に言うと、アプリが学校の先生の代わりを担ってくれるのだ。このアプリの最大の特徴は、音声サービス機能が搭載されていることにある。音声機能サービスとは、アマゾンが提供している「アレクサ」やグーグルが提供する「グーグルアシスタント」と似た物である。このような機能を搭載することで、バーチャルティーチャーが質問に答えてくれる仕様になっている。

開発されたアプリは自宅学習の補助を目的に作られており、自分で時間を決めて勉強するのがまだ難しい小学校低学年の子供に向いているだろう。アプリが今日やるべき課題を最初に指示すると、ルーカス君は早速「どうやって分数の計算をしたらいいの?」とアプリに尋ねる。するとアプリは「ステップ1~」と段階的に問題の解き方を教えてくれる。さらに勉強を続けていると、「ルーカス君、長時間勉強し過ぎじゃない?」と休憩を取るように促してくれるのだ。このような高機能のアプリを10歳の子供が作れるとは、さすが現代っ子と言ったところだろう。

ルーカス君が作ったこのアプリは、10~21歳を対象にした「Coronavirus Youth Design Challenge」というコンテストに応募しているそうだ。このコンテストは、新型コロナウイルスが原因で起きた様々な問題を解決するアイデアを競うもので、審査にはグーグルやフェイスブック、マイクロソフトの代表者が関わっている。ルーカス君にインタビューを行った豪メディア『9News』によると、「ルーカス君の発明は近い将来活用されるかもしれない」とのことだ。

画像は『ABC 2020年4月24日付「Young people challenged to find solutions for life under COVID-19」(Supplied: Lucas)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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