アンジャ渡部が口を挟んでうんちくを語るので「お前の情報だけの、ちっちゃい記録のことじゃないんだよ！」「ハートでしゃべれ！」と出川からたしなめられてしまう。

まさにハートでしゃべる出川に触発されて他の芸人たちもトークに熱が入り、渡部建がエピソードを詳しく話せば、陣内智則が全体の流れを考えたトークでまとめ、サンド伊達がノムさんのものまねで笑わせたりすることで密度の濃い内容になっていく。

終盤ではスポーツドキュメンタリー番組『GET SPORTS』風に編集した映像で、野村克也監督の活躍を振り返った。

野村監督がヤクルトの古田敦也選手について「古田には厳しくなりますよ！　チームの鍵を握っている男だから」という言葉とともに古田選手が日本一のキャッチャーに成長する過程が映れば、楽天イーグルスで迎えた監督生活最後の試合で野村さんが胴上げされる場面ではスタンドにファンから「ノムラの考えは永遠」の横断幕が掲げられた。

そうした映像を見ながら目を潤ませていた出川哲朗。ラストは天国のノムさんに向けて「あなたは僕らヤクルトファンにとって本当に神様でした。そしてプロ野球ファンを本当に楽しませてくれました。僕たちはあなたが大好きだったプロ野球をこれからも皆で応援し続けたいと思います。本当にありがとうございましたそしてお疲れさまでした」とメッセージを送り、全員で頭を下げて感謝した。

視聴者からはTwitter上で「アメトークのノムさん芸人おもろすぎ」、「ノムさん芸人、素晴らしかった。出川さんも、本当に良かった」、「もう、みんなのノムさんへの愛が溢れてる」、「ありがとうノムさん芸人見て泣いて苦しい」、「アメトーークらしいノムさんへのリスペクト企画でした。笑って泣いて…。改めてノムさん、ありがとうございます」などの反響があった。

「まさかアメトークで泣いてまうとは ノムさんの采配は素人の私でもワクワクしたよ 楽天の時のボヤキも毎日楽しかった」、「野球全然詳しくないのにありがとうノムさん芸人みて泣いてしまったわ…」、「『ありがとうノムさん芸人』がめちゃくちゃ良くて、泣きながら見てしまった。野球あんまりわかんないけど、こういう特集はすごく好き」という声も見受けられ、野球の枠を超えて魅了する「ノムさん」の人柄がうかがわれた。

ちなみに出川哲朗はオンエア前の22日、ブログで「俺たちヤクルトファンからしたら、野村監督は神様　本当に感謝しかない　野球の素晴らしさ、面白さも教えて頂いた　誰に何と言われようと、心は野村チルドレン　俺は、そうしてきた」と綴って野村さん、古田さんとの記念写真を投稿していた。

画像2、3枚目は『出川哲朗　2020年4月22日付オフィシャルブログ「ありがとうノムさん芸人」』『アメトーーク！（テレビ朝日公式）　2020年4月23日付Twitter「今夜のアメトーーク！は『ありがとうノムさん芸人』」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）