出川哲朗と言えば、かつては女性ファッション誌による『嫌いな男ランキング』で5年連続1位に選ばれて「殿堂入り」したものだ。ところが最近は子どもから大人まで男女に限らず人気が高まっており、3月28日放送の日本テレビ系バラエティ特番『ニノさんSP 出川哲朗を知らない人』では全国を探して出川を知らない人を見つけるのに捜索開始から46日を要したほどの人気ぶりである。そんな彼の座右の銘は「一生懸命頑張れば、誰かが見ててくれる」だという。今回の『ニノさんSP』では、それを思わせるよう感動のエピソードを振り返った。
メインテーマは「出川哲朗を知らない人」を探すことだったが、その流れから番組後半で熱烈な出川ファン2人を取材した。出川の方から「神様」と呼ぶ40代の男性ファンと「出川さんと結婚してもいい」とまでいう現役女子大生のファンだ。
男性ファンは12年前に、あるテレビ番組を観覧して偶然に出川哲朗を見たことがきっかけでファンになった。まだあまり人気のなかった出川を毎週のように出待ちしたり、イベントに必ず参加したという。出川がラジオ番組で「ファンがたった一人だけいて、俺は神様って呼んでる」と話すような関係である。
ある時、男性は両親の介護と仕事による心労で倒れてしまい、医師からうつ病になる可能性があると診断された。退職した彼は途方に暮れてふらふらと歩くうちいつも出待ちしてきたテレビ局に向かった。すると男性に気づいた出川が「神様! どうしたの何かあったの?」と話を聞いてくれ、ハグしながら励ましてくれた。
出川に元気づけられて「もう一度頑張ってみよう」と立ち直った男性は、