海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】人身事故を起こした英フィリップ殿下、被害者女性に手紙で謝罪

1月21日に書かれたものだった。封を開けて文頭のサンドリンガム邸という文字が目に飛び込んできたエマさんは、「Oh My God!」と驚いたという。手紙には青のペンで、フィリップ殿下の直筆と思われる筆跡でエマさんの名前、結びの言葉「Yours sincerely(敬具)」、そして殿下の名前が記されていた。印字されていた文章の内容は、概ね下記の通りだ。

「(キングス・リンの)ベイビングレーの交差点の事故について、私が申し訳なく思っていることをどうか知っていただきたい。私はこれまでにも何度もあの道を利用していて、国道の交通量もきちんと把握していました。通常であれば、ダージンガム方向から来る車を確認することは困難ではありませんが、事故当日の3時頃は太陽の位置が低く、眩しくて目が眩んでしまったために向かってきた車を見逃してしまったのです。あのような事故を起こしたことは痛恨の極みです。」

「事故の後は震えに襲われましたが、被害者の方々が誰一人命に別状がないと聞いて安堵しました。多くの人が現場に集まり始めたので、地元警察がサンドリンガム邸に戻るよう私に勧め、私は現場を去ったのです。その後に、あなたが腕を骨折していたことを知りました。本当に申し訳ありません。この苦渋の経験から一日も早い回復をされますよう、願っています。」

手紙を読んだエマさんは、心境をこのように語った。

「書面では私の怪我のことにも触れ、謝罪してくれたので嬉しく思いました。形式ばった手紙ではなく、殿下はきちんと直筆でサインをしてくれてもいました。私が殿下から人としての思いやりを求めると、多くの人からは『非現実的だ』と言われましたが、この手紙からは殿下の思いやりが表れていると思います。内容に私が同意するか否かはともかくとして、殿下が書面できっちりと説明してくださったことに感謝しています。事故の被害者にこれ以上の不快な思いをさせずに、書面で正しいことを綴るのは容易ではありませんから。」

エマさんはもともと英王室ファンだそうだが、今回の手紙は飾らずに他の事故書類同様ファイルに保管しておくと話している。殿下からの謝罪に加えて、エマさんは手首の怪我についても医師からは骨折部分の手術はおそらく必要ないと言われ、安堵していることを明かした。一方でフィリップ殿下は事故の後、警察から今後の運転についての注意がなされたようだ。1月25日の夜、バッキンガム宮殿側はエマさんが受け取った手紙は正真正銘のものであることを明確にしたが、それ以上のコメントはしていない。

このニュースを知った人からは、「謝罪云々に関わらず、やっぱり高齢者運転の規制はすべき。でもこれでこの女性ももう文句は言わないだろうし、結果として惨事にならずに済んでよかったよね」「運転していた女の人より、この女性が前に出てきて被害者面するっていうのがどうもな…事故以降何回もメディアに出たんだから、もういいだろう」「この女性、散々TVにも出てたけど、いい加減にしてほしいわ。単に注目されたいだけなんじゃないの!? どうせメディアに売ってお金もらってんでしょ。ウザすぎ!」「普通、事故の被害者って同情を買うものだけど、この人に関しては最初から出しゃばりでイライラする。手紙貰ったんだから満足だろ」「いくら直筆でサインがあるからって、殿下本人がそう思ってるとは限らないだろう。いくらでも代理が考えて書けるだろうし、印象悪くなると困るから出したんじゃないの」「フィリップよ、自分の車を買い替えるだけじゃなくお詫びに相手の運転していた女性に代わりの車をプレゼントするぐらいの気持ちを持て」「ま、それは保険が片付けることだから」「それにしても運転してた女性、何一つ言ってないね。そういう態度こそ大切なのでは?」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2019年1月27日付「Prince Philip finally apologises to car crash victim and says he’s ‘deeply sorry’」(Image: MIRRORPIX/Steve Bainbridge)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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