それによりサイクリストに深刻な怪我をさせた罪を否定した。その後この罪に対する起訴は取り下げられたが、タラントには2年間の免許取り消しと18か月の条件付き釈放および20ポンド(約3,000円)の課徴金支払い命令が下された。この判決を聞いた被害者のひとりであるマーティンさんはこのように話している。
「妥当な判決ではと思います。もう運転しなければ他の人を路上で危険な目に遭わせることもないでしょうし。あの日の出来事は3人の中でトラウマとなっていて、後ろから車が来ると恐怖の瞬間を思い出します。妻の怪我はほとんど回復し、肋骨のヒビも埋まりましたが指の骨折については今でも治療を受けていて、ひどい耳鳴りも起こるようになりました。ですが、当時の救急隊員や病院の迅速な対応は素晴らしいものでした。それに、なによりヘルメットを被っていて本当に良かったと思いました。」
このニュースを知った人からは、「人を撥ねておいてそのまま普通に走り去るっていうのが信じられない!」「これって立派な殺人未遂だろ」「確かに撥ねた運転手が悪いけど、サイクリストも路上をこんなふうに走るのは危険だと思う」「それにしても判決が甘すぎるのでは? 罰金額の低さはジョークでしかない」「この高齢ドライバーは二度と運転するな」「一生免許を取り上げてもいいぐらいの罪でしょう」「高齢ドライバーの事故が増えているんだから、今こそ法律を改正すべきでは」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年7月16日付「81-year-old driver ploughs into cyclists then doesn’t stop in shocking video」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)