海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】母乳育児を望む乳がん女性のため、乳がん闘病経験者が母乳寄付を呼びかけ(米)

カナダに住む女性からは「ドライアイスと一緒に母乳を送ります」といったオファーがあったという。現在がん治療中のある女性は、娘が搾乳した1,300オンス(約38リットル)の母乳をカンザス州から2時間かけて車で届けてくれたこともあったそうだ。そんな人々の親切にアシュリーさんは感激した。

「集まっても200オンス(約5.7リットル)ぐらいかなとは思っていたのですが、あまりの反響に涙が溢れました。世間の人々の温かい思いやりの心は決して失われてはいなかったのだと感動しました。」

呼びかけ以来、1週間で4,500オンス(約133リットル)の母乳が集まったことを知ったジャッキーさんも、信じられないほど多くの女性からのサポートに深く感謝し、このように明かしている。

「がんになると多くのことを諦めなければならず、それはとても辛いことです。でも告知を受けた時に『負けてたまるか。がんに全てを奪われたりせずに、私はハッピーになってみせる』と決心したんです。私は3人目も母乳で子育てしたいという思いが強かったし、高額な医療費のために市販のミルクを買うことは経済的にも大変でした。多くの母乳を寄付してもらうことができて、どれほど安堵し救われたことか。みなさんの温かい思いやりには本当に感謝しています。がんは私から全てを奪うことなどできません。」

現在、多くのサポートのおかげでジャッキーさんとアシュリーさん宅の冷凍庫はいっぱいになっており、寄付への呼びかけは一時中断しているそうだが、来年には再び寄付を募る予定だそうだ。ジャッキーさんはジェネヴィエーヴちゃんの小児科医にドナーからの母乳を飲ませることの承認を得ており、思いやりの心が詰まった多くの女性らからの母乳を飲んでいるジェネヴィエーヴちゃんは、すくすくと元気に育っているという。また、ジャッキーさん自身もこのことが励みになったようで「乳房切除後は、思っていたよりも元気に回復しています」と話している。

画像は『Inside Edition 2017年12月9日付「Breast Cancer Survivor Helps Mom Who Could No Longer Breastfeed Due To Her Own Diagnosis」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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