鈴木あきえが9月30日放送の『王様のブランチ』(TBS系)で同番組を卒業した。『鈴木あきえオフィシャルブログ「エンガワとさつまいも」』では「本日をもちまして、王様のブランチリポーター、レギュラーを卒業することとなりました」と改めて挨拶している。
19歳の時から約10年半もレギュラーを務めただけに「私の20代はブランチ一色でした」との言葉は大げさではない。そんな彼女が出川哲朗に会ったのは8年前、2009年9月19日に放送された“買い物の達人”のロケだった。当時から出川のリアクション芸を見事にフォローしてコンビのように息がぴったりで、2人を見たNHKのプロデューサーが『大!天才てれびくん』(2011年~2014年)のMCに抜擢したほどだ。そんな縁で公私にわたり親子のように仲が良く、今年の6月24日に行われた鈴木あきえとテレビディレクターとの結婚式では出川が“スペシャル牧師”として登場した。
鈴木がリポーターとして最後となる“買い物の達人”は、その出川をゲストに迎えた。初っ端から「リアクションを叩きこんでください」と頼む鈴木に、出川が「今後はそっちの道へ進むのか?」と確認したところ「いったん教わって、その後でどうするか考えます」と答えていた。
出川は「わさびを山ほどつけた刺身」を食べて「わさび入りの水をのんで」のリアクションから、出川のお家芸「鼻ザリガニ」や「顔にクリームパイ」そして「熱湯風呂」とあらゆるパターンを伝授した。特に「熱湯風呂」はボーナスチャンスとして「2人一緒に10秒入浴できればクリア!」という設定だけに力が入る。上半身裸でハープパンツだけをはいた出川が浴槽の上に四つん這いとなり、その後ろから続けて鈴木が同じ体勢で続く。自然と出川のお尻を覗き込む格好で「なんていう角度から俺を見ているんだよ」と出川もさすがに恥ずかしそうだ。
熱湯に落ちた2人は10秒をクリアしようと我慢するが、なかなか時間が経たない。進行の若手女子アナに「あとどれくらい?」と聞いたところ「(今)15秒です」と言うではないか。急いであがると「なんで“クリアしました”って言わないんだよ!」と女子アナを責めるが、表情は達成感に満ちていた。
熱湯風呂と言えばダチョウ倶楽部などベテラン芸人が得意とするネタだが、出川哲朗と2人だったものの鈴木あきえのリアクションはそれに匹敵するものだろう。『王様のブランチ』でそれが出来るリポーターが現れるとは思えないだけに、伝説のロケになりそうだ。