エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】レキシの魅力に『関ジャム』迫る 影響を受けたのは「さだまさし」と「ドリフターズ」

関ジャニ∞の34枚目シングル『侍唄』(さむらいソング)を楽曲提供・プロデュースした池田貴史によるソロユニットが「レキシ」である。錦戸亮が大ファンということもあり5月14日放送の音楽バラエティ番組『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で、その「レキシ」をゲストに迎えた。音楽界や演劇界、お笑い界までその影響を受け「配下」となる人が続出している。そんなレキシの魅力の秘密に迫った。

一般的にはミュージシャンのレキシとしてよりも松本潤主演ドラマ『99.9―刑事専門弁護士―』(2016年春)映画『海街diary』(2015年)に登場するアフロヘアーの個性的な俳優として知る人が多いのではないか。彼はファンクバンド・SUPER BUTTER DOG(スーパー・バター・ドッグ)として1997年にアルバム『FREEWAY』でメジャーデビューを果たすが、2008年にバンドが解散する。ソロユニット「レキシ」として2005年から活動を始めており、2007年6月にデビューアルバム『レキシ』を発売した。

『関ジャム』ではメインゲストのレキシに加え、彼のことをいち早く「面白いミュージシャン3人衆の1人」と評価したいとうせいこう、ノーナ・リーヴスの西寺郷太がゲストとしてその魅力を語った。

レキシの楽曲やライブで共演すると「レキシネーム」がつけられる。「足軽先生」のレキシネームを持ついとうせいこうは、織田信長から大名たちが渡された茶器のごとく「レキシネーム」はステータスであり、それを持つアーティストは「レキシの配下」だという。

当のレキシはよく大御所アーティストや芸能人からも「レキシネームが欲しい」と催促されるが、「それが一番困る」と明かす。関ジャニ∞でさえもレキシの楽曲やライブに参加はしていないので条件を満たさず、未だに「レキシネーム」はない。そんな栄誉あるレキシネームを持つ3人がVTRでレキシの魅力を語ったが、それぞれに視点が違い興味深い。

「旗本ひろし」ことシンガーソングライター・秦基博は「ライブをすごく楽しそうにやっていて、お客さんも楽しそうな空間だ。自分もそこに入れるのかな?という気がして、音楽の楽しい部分がたくさん詰まっているそれを体感できる」という。

「オシャレキシ」の名を持つジャズピアニスト・上原ひとみは「池ちゃんの持っているステージでの即興性、ドシンと一緒に脱線できるし、一緒に冒険できる」のが魅力だと話す。また、「森の石松さん」こと松たか子は「目が笑ってないから、微妙に“この人、何を見ているんだろう?”“何を考えてこういう面白いことを作れるんだろう”と思えて、そこに入りこんで見たかった」と明かす。

レキシ自身は影響を受けたアーティストについて「さだまさし」と意外な名前を挙げた。レコードやCDで「ライブ」「MC」を聴いていたので「さだイズムは入っている」「さだまさしさんはファンクだよ!」と熱く語り、『親父の一番長い日』(1979年)などはライブ収録で「すごい瞬発力」と絶賛した。また『8時だョ!全員集合』などで知られる日本のバンド「ドリフターズは影響を受けたね、ドリフイズム」ともいう。

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