海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ジェラートを愛しすぎた女性 店に悲痛なボイスメール残す(豪)

英紙『Metro』が伝えたところによると、オーストラリアを拠点とするジェラート店「Gelato Messina(ジェラート・メッシーナ)」は、メルボルンでもオージーたちに大人気のようだ。

しかし2016年12月31日の大晦日、メルボルン店は午後6時に店を閉めた。そしてこのことが、一人の女性にとって悲劇となったのである。

Facebookアカウント“Gelato Messina”に1月3日付で投稿されていたのは、悲痛な声で思いを訴える女性のボイスメールだった。女性は31日の夜、この店でジェラートを購入しようとした。彼女は毎週、この店でジェラートを購入していたようだ。しかし大晦日に限って早々に閉店となっていることを知り、大きなショックを受けた。

そんな思いを店の電話にボイスメールとして残したのだが、その内容がFacebookで公開されると7,700の「いいね!」と1,700のシェアが寄せられ、閲覧数は38万回、コメント数はなんと6,300件にも上った。

店のPR用に作ったいわゆる“ヤラセ”だと懐疑的になるユーザーに“Gelato Messina”は「本当だ」と主張しているが、残されてあった女性のボイスメールはこのようなものであった。

「大晦日の夜6時に店を閉めるなんて、本当に申し訳ないと思っているの? 本当に本当に、申し訳ないと思うべきよ。あなたは私の大晦日の夜を台無しにしたわ。私は今夜も、毎週しているように1リットル半のジェラートを購入する予定だった。ソファに座って、ジェラートを食べながら『もう二度とジェラートは食べない』って誓って、新年を新たな気持ちで迎えようと思っていたのよ。なのに閉店しているだなんて。店が閉まっていたら、当然だけどジェラートが食べられないじゃないの。私の『もう食べない』っていう決心がこんな形で実現されるなんて、本当に、本当に、腹立たしいわ。」

高カロリーなジェラートが大好きなこの女性は、おそらく毎年のように『今年はもう食べないぞ』と決心するのだろう。しかし結局は毎週買ってしまう…それほどこの店のジェラートは美味しくてやめるのが難しいに違いない。毎年の恒例行事ともいえるジェラートを食べての年越しが今年に限ってできないことに、女性は震える声でため息とともに怒りをボイスメールに残している。

「私はMessinaと特別な関係を築いているのよ。人生で辛かった時に、いつもMessinaに慰められてきたの。楽しかった時にもいつもそばにあったわ。結婚した時にもMessinaの4種類のジェラートを食べたのよ。とても美味しかった。大晦日だって新年を祝うためにジェラートを食べたかったのに、閉店になっているなんて…。とっても辛い1年だったから、今年最後の日にジェラートを食べたかったのよ…仲の良かった友人に失望させられたって感じ。」

しかし、悲痛な声で苦情を一通り述べた女性は「前向きに生きるわ」と一言。最後には、まるで愛する人との永遠の別れを告げるかのような声で「さよなら。愛しているわ」と囁くように告げている。たかがジェラート、されどジェラート。なんとこのボイスメールには2分弱にわたって女性の怒りと悲しみのメッセージが収められていた。

これを聞いたユーザーたちからは「そんなにジェラートが好きなら他の店へ行け」「ここまで大好きならもう一生、この女性にジェラートをタダで食べさせてあげなよ」「今まで聞いた中で最高のボイスメールだわ」「きっと大晦日で酔っ払っていたんだよ」「店のPRだとしても最高に面白い」といったコメントが寄せられている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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