ニュージーランドのインバーカーギルに住むハンナ・シンプソンさん(18歳)は、自身のInstagramで牛とのショットを多数投稿している。目を引くのが牛に乗って走るハンナさんの姿だ。
“ライラック”と名付けられた牛に乗り草原を駆けるハンナさんの勇ましい姿は、各メディアで取り上げられ話題となった。普段のんびりと草を食べている印象の牛が、人間を乗せ3フィート(約1メートル)の高さの倒木をジャンプする光景はなかなか珍しいといえよう。
ハンナさんは11歳の時、ポニーが欲しいと両親にねだった。しかし両親は「馬は高い」と拒否。しかし、元々アドベンチャー精神があったハンナさんは、弟ティムさんの「じゃ、牛に乗ってみれば?」という提案を受けて、生後6か月だった雌牛ライラックに乗ることを思いついた。
「特に訓練はしていませんが、回数をこなすうちにライラックは私を上手に乗せることができるようになっていきました」とハンナさんは語る。この6年半で、ライラックはジャンプしたり、丸太を飛び越えることもできるようになったという。ハンナさんのInstagramにはそんなライラックの姿が動画としても投稿されているほか、“ハニー”という赤毛の牛にも乗っているハンナさんの姿が見られる。
2年前からハンナさんは“サミー”という馬を飼っている。しかし、やはりライラックに乗ることが一番好きなのだという。「なにしろライラックとは一緒に育って来たし、リズム感もピッタリなんです。周りの友達は、私のことをちょっとクレイジーでクールだと思っているようですけど」とハンナさんは明かす。
ハンナさんはこの3か月、早朝から「Southland dairy farm(サウスランドデイリーファーム)」という農場で働き、家に戻ると牛たちの世話をしている。実は農場で他の牛に乗ることにチャレンジしてみたそうだが、結果は芳しくなかったそうだ。
牛が大好きなハンナさんにとってもライラックは特別で、その“親友”ぶりを『Huffington post』に「彼女(ライラック)は本当に何でもこなせるんです。家族にミルクを提供してくれるし、2015年には双子の子牛を出産したんですよ。みんなに、『牛にはこんなことができるんだ』ということを知ってもらえたらいいなと思っています。次は何が起こるか楽しみにしていてください」と語っている。
出典:https://www.instagram.com/hanney_simpson
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)