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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「母のがん治療のため」とネットで身売り 19歳女性の前に現れた奇跡の「あしながおじさん」

広東省茂名市の高州市に暮らすCao Mengyuanさん。彼女の45歳の母Wu Zhaofangさんは、右足の深刻な感染症に皮膚がんまで生じて1週間ほど前から高州市人民医院に入院していた。しかし一家は医療保険に加入しておらず、治療には約530万円もの医療費がかかると知らされ途方にくれてしまった。現在もCaoさんが1万5千円ほどの月収で老いた父を含め一家を養っている状況で、とても支払えないと悩んだ彼女は大事な自分の体を売ろうと決心したという。

こうしてCaoさんは、中国のインスタントメッセンジャーアプリ『微信(WeChat/ウィーチャット)』にその広告を掲載した。連絡先電話番号を明示し、「私を買ってくれた方にはどのようなことも言われた通り喜んでします。嘘ではありません」と必死さが憐れで仕方がないCaoさん。やがて“親切なボス”を名乗る男性が「君を買いたい」と申し出て商談が成立すると、これにはCaoさんを心配し、憐れむコメントが殺到した。

そして11月6日、ひとりの男性が高州市人民医院を訪ねてきた。彼はCaoさんが実在し、母親の病が深刻であることを確認すると“親切なボス”に相談すると説明。返事はもちろん「支払う」というもので、Wuさんは近い将来手術を受けることができるようになったという。

中国にも高額の医療費や学費を支払えずに苦しんでいる人々、学生は多く、豊かで慈悲深い人々が援助を行うような非営利団体は複数ある。病院を訪問したのはそんな団体のひとつである『Gong Yi Pai Ke』のHuang Qiliang氏であった。

メディアの取材には「“親切なボス”が彼女を買って何をしたかなんて一切わかりません。ただ彼女はもう自分の体を売る必要がなくなった、それだけです」と語る。Caoさんの身を心配した親切な“あしながおじさん”は、あくまでも匿名を装いクールに決めて去っていったようだ。

出典:http://nextshark.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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