3日のフジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ！』では、ベストアルバム『SMAP 25 YEARS』の収録曲発表前に街の人々に「どの楽曲が選ばれるか？」とインタビューした結果を紹介した。やはり『世界に一つだけの花』と答えた人が一番多かったが、今回リクエストによって選ばれた上位50曲の順位では12位だった。

総投票数約200万票によって選ばれた上位10曲は

1位『STAY』
2位『オレンジ』
3位『BEST FRIEND』
4位『オリジナル スマイル』
5位『CRAZY FIVE』
6位『FIVE RESPECT』
7位『どうしても君がいい』
8位『チョモランマの唄』
9位『A Song For Your Love』
10位『ありがとう』

となっており、2011年8月17日に出したファン投票によるベストアルバム『SMAP AID』とは半分が違う楽曲だ。

『SMAP AID』の投票結果では22位だったとされる『FIVE RESPECT』が6位、20位の『チョモランマの唄』が8位、17位の『BEST FRIEND』が3位、8位の『オレンジ』が2位、そして9位だった『STAY』が1位に選ばれている。この『STAY』について街でSMAPを知る20代～30代の女性数人に聞いたところ「え！　知ってる？」「知らない！」「全然、全然知らない！」という反応が返ってきた。そのことからも、よりコアなファンが選んだ結果だと想像できる。

コメンテーターの古市憲寿さんは「ファンからSMAPへの思いがすごく感じられる。『BEST FRIEND』には“ケンカなんか本気じゃない”と思いたいだろうし、『オレンジ』もファンとSMAPの関係に重なる。で、『STAY』ですよね～」と感慨深げだ。

「最初に好きになったアイドルがSMAPさんだった」というバイオリニストの岡部磨知さんは、小さい頃から生活とともにSMAPの楽曲が流れ「運動会でも使った」と振り返る。SMAPが『STAY』を歌う映像を見ると「こういう姿がもしかして見られなくなると思ったら涙が出ちゃう」「紅白でもう一度見たいというファンの気持ちが分かります」と話していた。さらに、メインアシスタントの笠井信輔アナウンサーはベストアルバム『SMAP 25 YEARS』の収録曲を見て「歌の嘆願書」だとたとえ「SMAPにこの思いが届いて欲しい」と願う。

番組で紹介した東京新聞の個人広告には「SMAPは日本の宝です。失うわけにはいかない。バラバラではダメなんです」や「SMAP大好き！　大どんでん返し待ってます」という内容があった。9月9日には84件だった個人広告が11月1日は208件に及んだという。ツイッターには「『STAY』が1位となった理由こそ国民の声！　それでも解散？　国民ファーストじゃないと民主主義の国じゃないよね！」と見えない力に訴えるツイートもあり、『SMAP 25 YEARS』は単なるベストアルバム以上の意味をもつことになりそうだ。

出典：https://www.instagram.com/machi_okabe
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）