今、タイ中部のチョンブリー県にあるレジャーパークの池では中国人観光客が大はしゃぎでワニの餌付けを行っている。そのあまりにもスリリングな様子に、地元の人々は「いつかとんでもないことが起きないか」と不安でならないようだ。

タイを訪れる中国人観光客は大変な数となっているが、好奇心の非常に強い彼らにとってはゾウに乗るばかりかワニとの触れ合いも楽しみのひとつであったようだ。『Elephant Kingdom』というレジャーパークでは、広大な池の中州に設けられたカゴの中から行うワニの餌付けが大人気。棒の先の紐に肉片を取り付け、それを水面に垂らせばワニがじわじわと迫ってくるという。

幼い子供もOKというこの体験型アドベンチャー。可愛いなどと言って手を出さないとも限らないが、このプラスチックと木で出来たカゴの定員は何人なのか、金属の手すりは頑丈なのか、床は安全な構造でワニの侵入には万全の対策が取られているのかと心配は尽きない。その公園には現在4000匹のワニが生息しているといい、地元の人々は「ワニの本当の怖さを彼らは知らないのか」と話しながら見守っているという。

もっともチョンブリー県当局に安全不安の声が届いたのか、現在このレジャーパークは点検のため90日間の休業に入っていると『人民日報（People’s Daily）』が伝えている。

出典：https://www.facebook.com/PeoplesDaily
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）