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writer : flynn

【海外発!Breaking News】恐怖! 絶叫マシーンから振り落とされた男性(南ア)

楽しいはずのカーニバルが恐怖と化した。絶叫マシーンに乗った男性の安全バーが外れ、スピードに任せて吹っ飛ばされてしまった。

南アフリカメディア『iol.co.za』によると、大学生カップルのグラニーク・フローリスさん(20)とボーイフレンドのルーシャン・スプリングヴェルトさん(20)は4月15日、ケープタウンから車で1時間半ほど離れたウスターという町の期間限定ナイトカーニバルにやってきた。ボーイフレンドが乗ろうと誘ってきたのは「ツイスター」という絶叫マシーン。グラニークさんによると、シートに座ったとき少し斜めになっているような奇妙な感じを受けたそうだが、そういうものだと思って乗っていた。そして絶叫マシーンが動き出した時、2人の乗ったシートは完全に傾いてしまった。

さらにスピードが増すとなんと安全バーのロックが外れた。横に座っていたルーシャンさんの安全バーもロックが外れていたが、自身の危険より彼女を優先、彼女の安全バーを先にロックした。その結果ルーシャンさんは絶叫マシーンから振り落とされてしまったのだった。それを見たグラニークさんは作業員に絶叫マシーンを止めるよう叫んだが、ただ絶叫マシーンを楽しんでいる叫び声だと思われ誰にも気づかれなかった。

2分後、恐怖の絶叫マシーンが止まるとグラニークさんは地面に横たわったままのルーシャンさんへと駆け寄った。彼は一命を取りとめ、意識はあるものの話していることは支離滅裂だったという。すぐに救急車に搬送されたが、骨盤を骨折するなどの重傷を負ってしまった。

病院に駆けつけたルーシャンさんの両親は、医師から「(強い衝撃により)膀胱と腸がダメージを受けているかもしれない」と言われている。事情を知ったカーニバルの主催者も両親に会い、出来る限りの援助をすると申し出たそうだ。

主催者によると、すべてのアトラクションは事前にチェックをしており、運行許可も取っていたとのこと。この絶叫マシーンは15年以上も運行しているが問題はなかったそうだ。ルーシャンさん側は、弁護士を通じてカーニバルの会社を訴える予定である。

カップルは体の傷以上に精神的ダメージが大きいようだ。しかし彼らの精神的ショックにもかかわらず、絶叫マシーンは21日までの点検で問題がなかったことから今週末の運行が決定している。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)