米フロリダ州にある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」の系列ホテル前の人工湖で、2歳男児がワニに襲われ遺体で見つかった。事件後、近辺では5頭のワニが捕獲されたという。『edition.cnn.com』が報じている。
ネブラスカ州出身のレーン・グレイブス(Lane Graves)君が15日、グランド・フロリディアン・リゾートの前の人工湖にて遺体で見つかった事件。その後、フロリダ州魚類野生生物保護局が5頭のワニを捕獲したことがわかった。当局ではこの5頭の中にグレイブス君を襲ったワニがいるかどうか調査を行っているが、グレイブス君の遺体には大きな損傷はなくワニよって水中に引きずり込まれ溺死したものとみられている。遺体は水深6フィート(約1.8メートル)、岸から10~15ヤード(約9~14メートル)ほど離れたところで発見された。
水辺付近には「遊泳禁止」の看板はあるものの、人工湖のオープン以来45年間ワニによる襲撃は報告されておらず、関係者のショックは計り知れない。この人工湖はいくつもの運河に繋がっており、運河はそこからワニの生息する河川や湖へと伸びている。
フロリダ州魚類野生生物保護局のアーノルド・ブルーネル氏は「フロリダには推定130万頭ものワニ(アリゲーター)が生息しており、その数は過去5年間ほとんど変わっていません」と述べており、1973年以来少なくとも23人がフロリダアリゲーターの犠牲になっていることを明かした。犠牲者のうちの3人は10歳以下の子供で、1988年にはシャーロット郡のある湖岸を歩いていた4歳女児がワニに襲われ死亡する事故が起きている。
出典:http://edition.cnn.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)