生駒里奈が乃木坂46として出演した『ミュージックステーション』でタモリを相手にアニメ『おそ松さん』について語る一幕があった。タモリが原作『おそ松くん』との違いを聞くと限られた時間の中で説明する生駒だったが、やはり納得のいくトークができなかったらしい。彼女が放送後にブログで「不快な思いをさせてしまったかもしれません」と振り返った。
6月10日に生放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の“Mトピ”でアニメ『おそ松さん』が人気でCDも評判だと取り上げた。VTRで紹介が流れる間も、ワイプ画面に映る生駒里奈は満面の笑みで見入っていた。トークに入りタモリから『おそ松さん』について振られた彼女は、「大好きです!」「一番と言っても過言ではない人気です」と語り始める。
生駒は「『おそ松くん』が原作なんですけどタモリさん知ってましたか?」と問いかけた。1962年から連載された漫画『おそ松くん』をリアルタイムで読んでいたタモリを巻き込むことで、「“くん”の方は逆に若い子が知らなくて、“さん”を知って『おそ松くん』の原作の方を知ったという感じなんですよ」と説明するためである。タモリも「そんなになってるんだ」と驚いた。
さらに『おそ松くん』との違いを「設定が20歳を超えてもみんなニートで実家に居候している」と表現したところ、弘中綾香アナウンサーが「ちょっとダメ人間なんですよね」と補足する。生駒が「そうなんですけど、すごいギャグも満載で大人が見ても楽しいアニメです!」とまとめると、原作からの変わりように「へへー! そりゃそうだろな、あれからずいぶん経つからね」とタモリも感心していた。
放送後に生駒は『乃木坂46 生駒里奈 公式ブログ』で「Mステでのことっ!!」と題して『おそ松さん』のトークについて触れている。「赤塚不二夫先生とタモリさんの関係性といいますか、ちゃんと私は理解した上でのトークでした!」と説明しており、タモリに「知ってましたか?」と振ったことを気にしているらしい。
「本当に作品が大好きな方々に私なんかが喋ってしまった事で、不快な思いをさせてしまったかもしれません」、「ファンが多い作品の事を話すという事は、歴史のある作品の事を話すという事はとても難しいです!」、「せっかくの楽しい時間、疑問やモヤモヤした気持ちにさせて本当にすみません」と述べたのは生駒里奈が作品を愛しているからこそだろう。
彼女は胸に溜まっていた気持ちを明かすと、同日からAbemaTVで始まる『乃木坂46時間TV』に向けて「46時間TVよろぴくぴく~」「へばなっ」と調子を取り戻したようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)