中東発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【中東発!Breaking News】毎年恒例のラクダ版“美人コンテスト”。その優勝賞金は3億5千万円!(UAE)

砂漠地帯の多いアラブ諸国にはなくてはならない動物として重宝され、いまでは観光ビジネスとしても大活躍しているラクダ。アラブ首長国連邦では、そんなラクダの美しさを競うコンテストが毎年行われている。しかしその美しさの基準とはいったい…!?

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビから200km余り西に位置するウェスタン・リージョンで、7年前から毎年この時期に開催される『アル・ダフラ祭』。そのハイライトとも言える人気のイベントが、ラクダの美しさを競い合うコンテストである。集まった数千頭ものラクダは楽しい衣装を着けており、大勢の観客がそれをはやし立てる。

いわゆるキャメル色の「Asayel」種と暗色の「Majahim」種に分けて採点が行われるが、審査員たちは一体ラクダの何を見ているのであろう。目は大きいか、クシャッと笑った顔が可愛いか、大口を開けた時に剥き出す歯茎がキレイか…そんな“いかにも”な尺度であるわけがない。コンテスト出場の常連だというKhamees Mohammad al Shareeさんは、「ラクダの美を測る基準は頭囲、首の長さ、こぶの形。そして凛とした立ち振る舞いだよ」と話し、しかも「どれも大きければ大きいほど良いんだ」となかなか単純明解である。

優勝したラクダは日本円にして約3億5千万円に近い高値がつき、アラブの富豪に買い取られる。そのためこのコンテストにはカタール、サウジアラビア、オマーンといった近隣の国からの参加はもちろん、今年は南アフリカからの参加もあり、話題はますます広がっているとのこと。『アル・ダフラ祭』の開催は約2週間。他にもラクダや狩猟犬サルーキによるレース、鷹狩りなどが人気だそうだ。

※ 画像はgulfnews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)