「2022年FIFAワールドカップ」開催地であるカタールのドーハは、絶大なる富を武器にものすごいスタジアムをいくつも建設するとしている。その構想が次々と明らかにされているが、あるスタジアムのフォルムについて人々の感想は…!?
液化天然ガスにおいては世界最大の生産量を誇るカタール。2022年に首都ドーハおよびその郊外で「FIFAワールドカップ」を開催するこの国は、美しいフォルムと高い機能性を誇るスタジアムを9つも建設すると意気込んでいる。太陽光発電システムを駆使し、地球にやさしく、仕様はフレキシブル。これらをモットーにしたスタジアムづくりが基本だというが、スタジアム建設というと必ず出てくるのが“これまでにない斬新なイメージ”という言葉。いったいどのような建物が立ち並ぶというのであろうか。
特に話題を呼んでいるのは、“クルジアム(クルーズ船にスタジアム)”や“光るダイヤモンド型”、またアラブらしくゴールドをふんだんに使用したスタジアムなど。これらはペルシア湾に面した実に豊かな国家らしい構想といえる。そしてこのほど、シート数40,000という大規模スタジアムの1つについてフォルムが明らかにされた。設計建築を手がけるのはZaha Hadid ArchitectsとAECOM。こちらの画像はYouTubeにAECOMが16日に投稿した動画のスクリーンショットで、ドーハ郊外に建設される「Al Wakrah Stadium」である。
AECOMが、“アラビア海を往来する貿易用帆船や真珠ダイバーをイメージした”との説明を添えているこのスタジアム。ところがこの屋根のフォルムについて、世界中のサッカーファンから「女性のボディパーツを連想させる」という意見が相次ぎ、厳格なイスラム国家であるがゆえ関係者らを慌てさせているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)