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writer : ac

【海外発!Breaking News】飼育放棄された犬 片目摘出に17本抜歯も新しい家族が見つかる(英)

60代のイギリスに住む女性が「息子から押し付けられて飼い始めた」という犬が、英国動物虐待防止協会(RSPCA)の調査員によって保護された。女性本人から「体調不良で犬をこれ以上飼い続けることができない」と連絡を受けた調査員が目の当たりにしたのは、身体中が傷だらけのうえに毛が固まり、耳から膿を出して悲鳴をあげている悲惨な犬の姿だった。『Metro』『real fix』などが伝えている。

英国動物虐待防止協会(RSPCA)の調査員アリス・クーパーさんは、ノースヨークシャー州マルトン在住のジーン・シンプソン(61)から「体調が優れない。飼い犬を引き取ってもらえないか」と連絡を受けて自宅を訪問し、ショックを受けた。ジーンが2016年9月から約3年間飼っていたというビション・フリーゼの‟オスカー(Oscar)”は、全身の毛がガチガチに固まり、耳からは黄色、緑、黒のベトベトした液体が溢れ、それが顔にも広がっていた。足の爪も伸び、顔の固まった毛が目を覆い黒ずんだ目ヤニが固まっていた。

アリスさんは救出したオスカーの様子について、次のように語っている。

「女性の自宅でオスカーの状態をチェックしようと抱き上げようとしたのですが、身体中に傷があり撫でられるのでさえ嫌がって、鳴き声をあげていました。オスカーの耳は感染症に罹っており、獣医は最低でも6か月、長くて1年間は放置されていたと推測しています。また固まった毛に覆われ損傷が酷かったオスカーの片目は摘出せざるを得ず、もう一方の目も一生ケアが必要なようです。虫歯も酷く、17本が抜歯されました。」

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