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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】米ウィスコンシン州、法改正で乳幼児にまで狩猟免許証を発行

希望者はメンタード・ユース・ハンティング許可証を2.90ドルで購入する。11歳以下ならリス、ウサギ、ハト、ウッドチャック、コヨーテなどが狩猟の対象として許可され、大型動物は12歳を過ぎてからとなる。現場では指導者が最低1人つくことが条件となり、使用する猟銃は2人で1丁。オレンジの蛍光ジャケットを着用し、イヤープロテクターとシューティンググラスで耳や目を保護し、移動中は指導者に銃を持ち運んでもらうなど幼児であっても義務づけられていることはとても多い。

実は隣のミシガン州は2012年から10歳未満の狩猟参加を認めており、秋になると全米から大変な数のハンターがここを訪れて狩猟を楽しんできた。子連れハンターにしても狩猟の範囲がウィスコンシン州にまで拡大することは大歓迎であろう。すでに28の州(一部情報では34州とも)で指導者の監督があればすべての年齢の子供について狩猟が認められていることを思うと、ウィスコンシン州はかなり慎重姿勢を貫いていたことが分かる。

真偽のほどは定かではないが、4歳児がシカを仕留めたと報告がなされた一方で、誤射、暴発といった事故に対する不安も捨てきれない。命のなんたるやをよくわかっていない幼児に実弾入りの猟銃を手渡す指導者。その責任はかなり大きいことを忘れてはならないであろう。

画像は『WSAW-TV 2017年11月28日付「Wisconsin DNR sold 10 hunting licenses to infants」(Pixabay)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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