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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「この子に温かいクリスマスを」3歳女の子の養親探し、メディアも協力(英)

イギリスのある養子縁組組織では、グレースちゃんという3歳の女の子についての辛抱強い養父母探しがここ3年にわたり続いていた。「温かいクリスマスを過ごさせてあげたい」と誰もが願うも、体だけがどうにも病弱であるというその子。早く優しい養親に迎えられるようにとの祈りが続いている。

生まれた時からいくつもの困難に見舞われてきたグレースちゃん。実の母親は妊娠中毒症の一種である「子癇前症」が重症化し、グレースちゃんを妊娠25週目に590gの低体重で出産した。グレースちゃんは長期にわたり新生児集中治療室での観察が続けられたが、母親はある事故が原因で脳にダメージを受け、子育てができない体になったことから上の2人の子供とともに里子に出されてしまった。

そんなグレースちゃんを気の毒に思い、「暫定的でよければ」と育ててきたのはポールさん、ジルさん(それ以上の情報は明らかにされず)というミッドランド地方在住の夫妻。とても慈悲深い人々であるが、2人は間もなく60代を迎え年金生活に入ることから、グレースちゃんの新しい養父母を見つける必要があるとして養子縁組組織の「First4Adoption」に相談し、英メディア『mirror.co.uk』にも情報を広めてほしいと願い出た。

そんなグレースちゃんの養親探しが難航している理由について、ジルさんは「この子の体の弱さのせいでしょう」と語る。脳性麻痺と慢性の肺疾患があり、食が細く、体調を崩せばひと晩寝ずの検査となることもままあるため、この子を育てる大人には相当な覚悟が必要だという。しかし『mirror.co.uk』が取り上げたことも幸いし、「First4Adoption」にはすでに350もの世帯から照会が入っているとのこと。順に面接が行われる予定だという。ジルさんは「グレースは愛嬌があり、とても人懐こくておしゃべり。賢くて可愛いこの娘が一刻も早く親切な人々のもとに養子として迎えられるよう願ってやみません」と話している。

※ 画像はfirst4adoption.org.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)