アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】アメリカでの15年の刑期を終え外に出た途端、再逮捕・・・ある男の悲劇。(南ア)

3月20日の地元紙によると、2012年1月にアメリカの刑務所から出所した南アフリカ人の男が再逮捕された。男は15年の刑期を終えたのだが、その間にビザが切れていたため不法滞在で逮捕となった。

男はハイジャックと殺人の共犯者として逮捕され、15年間アメリカのミシシッピ州にある刑務所に服役していた。しかし、出所した男は先週ビザの期限が切れていたことで逮捕、ルイジアナ州の刑務所に逆戻りとなってしまった。

外国籍受刑者の人権保護団体は「現在、男の両親と連絡を取っているところである。両親は、釈放されて戻ってくるものだと思っている。」と述べている。「今回の逮捕は、まるで男が南アフリカに戻るのを阻止しているようだ。15年も収容されていたのだから、ビザを延長することなど不可能であることは常識だろう。」と、不当逮捕を主張している。

当時18歳だった南アフリカの最大タウンシップ「ソウェト」出身の男は、裁判の時には成人と同様に扱われ、懲役35年の判決を受けていた。しかし、元ミシシッピ州知事が今年の1月で退任したための恩赦により刑期15年目で釈放、現在33歳となっている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)