イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】映画『50/50』でがん患者を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィット、実際にがんを患う一般女性にデートに誘われる。

話題の新作映画『50/50 フィフティ・フィフティ』で、「生存率50%のがんを宣告された青年」を演じている俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィット(30)が、実際にがんを患う若い女性にユーチューブを通じてデートに誘われた。

先頃、ユーチューブを通じてセレブをデートに誘う手法が全米で流行し、ミラ・クニスジャスティン・ティンバーレイクがこの誘いに乗っていた。今度は『インセプション』で知られるジョセフが一般女性に「私とデートして」とせがまれたようだが、この女性はただのファンではなかった。

彼女の名前はリンジー・ミラーさんといい、ロサンゼルスで大学院に通う26歳の美人女子学生だ。リンジーさんは昨年10月、すい臓の神経内分泌がん(pancreatic neuroendocrine cancer)と診断され、すい臓に出来た腫瘍と、肝臓の半分を取り除く手術を受けた。その後放射線治療を受けて暮らしているというが、完治するには肝臓移植を受けるしか方法がないのだという。

自身のブログ「I Am A Liver」を通じ、自らの治療の道のりを綴っているリンジーさんだが、このほど「がん患者の女性が『50/50』のスターをデートに誘います」と題した38秒のユーチューブビデオを投稿した。

『50/50』を見るのは、がん患者として「とても辛かった」というが、ジョセフが演じた役柄に大きな共感を持ったというリンジーさん。「私は健康に見えるかもしれないけど、病気の現状を考えると、デートをするのは難しい。でも1年間がんと付きあって、また男性とのデートを再会することにしたの。私の最初のデートをあなたに申し込むわ。」とビデオで語りかけている。

映画『50/50』は「難病もの」という重くなりがちなテーマを、コメディを交えて描いた秀作で、オスカーの「ダークホース的な存在」との呼び声も高い。全米では9月末に公開以来、約3300万ドル(約25億円)の興行成績を上げたが、日本では来月1日から公開される。

映画を見て以来、同じロスに住んでいるジョセフと「偶然会えないかな?」と期待していたというリンジーさん。でも「人生は短い」と思い直し、バカげているかも、と思いながらもビデオを投稿してみたという。大げさなデートではなくて、「私とコーヒーを一緒に飲んでくれるだけでいいの。」とけなげにビデオで語りかける彼女の願いは、果たして叶うだろうか?

リンジーさんの「デートのお誘い」ビデオは下のリンクで見ることが出来る。

(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)