あの世界最大規模のジョン・レノン追悼イベント「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ（通称：ジョン・レノン音楽祭）」が、今年もジョンの命日である12月8日に日本武道館で開催されることが決まった。

これはライヴの提唱者であるオノ・ヨーコが自身の公式Twitter上で発表したもの。

ジョン・レノン音楽祭は、ジョン・レノンを敬愛するトップアーティスト達が数多く集うチャリティ・コンサートだ。「アジアやアフリカの子どもたちに学校を贈ろう」というオノ・ヨーコの呼びかけにより2001年から毎年行われており、昨年は忌野清志郎の映像出演でも話題となった。

節目の10回目にあたる今年は、ジョン・レノンの生誕70周年、また没後30年でもあり、ジョンに関連するニュースが世界中で絶えることなく報じられている。

今年10月にはジョン・レノンのデジタル・リマスターCDやベスト盤CDの発売が決定し、映画もジョンがビートルズになる前の物語を綴った映画『ノーウェアボーイ』が11月に公開、主題歌にジョンの楽曲が使用される映画『ノルウェイの森』が12月に公開予定など、様々な話題が飛び交っている。また、さいたま新都心にある「ジョン・レノン・ミュージアム」が9月末をもって閉館し、移転することも発表された。

そうした中で、世界最大規模のジョン・レノン追悼イベントがジョンの命日に、日本で行われる。これはジョンに関するニュースとしても、世界最大規模のものと言えよう。

自身の公式Twitterアカウント上でオノ・ヨーコは、「夢は世界を動かす大きな力、夢の力を信じて、12月8日に日本武道館でお会いしましょう！」とコメントしている。

ジョン・レノン音楽祭では、過去9回のコンサートで26か国95校の学校建設を支援しており、今年は大規模な地震で多くの学校が倒壊したハイチなど10校を支援する予定で、コンサートの支援校が今年で100校を上回ることになる。

また、まだ明らかにされていない出演者にも期待が高まっている。3年連続で出場している奥田民生、吉井和哉など常連のトップアーティストに加え、若手ミュージシャンの出演、また朗読部門での豪華俳優陣の出演も期待される。出演者は9月上旬の発表予定だという。

チケット購入などの詳細はジョン・レノン音楽祭2010の公式ホームページへ。

画像: 鈴木亮介撮影・05年

（TechinsightJapan編集部　鈴木亮介）