アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】息子が夢に出てきて改心した服役囚。しかし息子は殺害されていた・・・。(南ア)

ケープタウンの刑務所から出てきたギャングリーダーのラシードは、家族との再会を夢見ていた。しかし待っていた現実は非情なもの。ラシードの2歳になる息子カレブちゃんは、カレブちゃんの母親とそのボーイフレンドに殴り殺されていたのだ。服役中にカレブちゃんが夢に出てきて改心したギャングリーダーは、悲しい涙を流すこととなった。

ギャングリーダーのラシードは、仮出所期間中に麻薬所持が発覚し1年間服役していた。ラシード曰く「自分の麻薬ではなかった」そうだ。しかしその服役中、ラシードの6年付き合った彼女は新しい男を家に連れ込み、2歳になるラシードの息子を2人で殴り殺すという残虐な行為をしていたのだ。

服役中のラシードは、ある夢を見て改心した。それは息子カレブちゃんがひざまずいて頭を床につけているというのだ。それは正しくイスラム教での『祈り』の形だったという。夢を見た頃、カレブちゃんはまだ1歳数ヶ月、もちろん話すこともできない。しかし、カレブちゃんは口を開けると『ダダ(ダディ)』と言ったそうだ。

ラシードはその夢を見て以来、コーランを読みふけったそうだ。「この夢はイスラムの神アラーが自分の向かうべき道を教えてくれたと信じている」とラシードは語る。

しかし時すでに遅し、ラシードが出所する3ヶ月前に、カレブちゃんの母親とそのボーイフレンドは、木製のテーブルや壁にカレブちゃんを投げつけて脳挫傷と腕を骨折させ殺害した。

ラシードはガールフレンドに対して、なぜカレブちゃんを殺害したのか、何があったのか知りたいと思っているが、連絡を取らせてくれないそうだ。また、ラシードの家に勝手に上がりこんでいたそのボーイフレンドに対しても怒りを抑えられない。どうやら、カレブちゃんを殺害した2人はドラッグを使用していたようで、それがカレブちゃん殺害の引き金になっているかもしれないとのこと。

現在2人は裁判の途中。ラシードはカレブちゃんのお墓に行って「気持ちを合わせてくる」そうだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)