writer : techinsight

【3分でわかる】「離婚同居」

「離婚同居」は、コミックバンチ2007年43号から2008年14号まで連載されていたマンガ作品だ。今回このマンガがNHKでドラマ化されることとなった。離婚しているのに同居。この奇妙な関係をどうドラマでは描くのか。

原作コミック「離婚同居」は、妻・春美に突然離婚を言い渡された鈴木竜次が、家庭の大切さを子供や元妻との関係を通して取り戻していく物語。
竜次の一夜限りの過ちが引き金となった離婚。しかし、春美は浮気だけで離婚を決意したわけではなかった。
結婚してから竜次は家庭をかえりみなくなり、外では「鈴木さんの奥さん」、双子の子供・リカ、ユカの「ママ」としての呼び名しかなかった。

「春美」という自分を取り戻すため、離婚を決意した妻。勝手な言い分だと腹を立てる竜次だが、春美が頭を下げてまで離婚してくれということに、イエスと答えるしかなかった。

しかし春美は1ヶ月で家に帰ってきた。実家暮らしが辛く、かといって仕事もしていないので行く当てもなく、帰ってきたのだという。

春美は1ヶ月で「女」になって帰ってきた。キレイな巻髪、センスいいファッション、名前のなかった春美は自分を取り戻したのだろう。

同居するといってもあくまで他人としての同居が条件で、二人の間にはお互いのプライベートに干渉しないこと、いがみ合うのをやめること、子供のことを第一に考えることという取り決めがされた。
そして春美は働くことを決める。それはキャバ嬢だった。夜の仕事につく春美は、リカ、ユカの面倒を見ることも竜次にさせる。
夜に働く春美のことで学校でいじめられるリカ、ユカは、円形脱毛症になってしまう。
二人の行く手にはトラブルがいっぱい。この「離婚同居」はいったいどこへ向かうのか。

ドラマ版では、ストーリーが変えられている。写真家・小中大とその妻・直子の「離婚同居」のストーリーとなる。
こちらの「離婚同居」はいったいどうなるのだろうか。

NHKのドラマ10で、5月18日スタートするドラマ。会見で、夫婦を演じる阿部サダヲ佐藤江梨子は、聞きなれない「離婚同居」というタイトルに
阿部は「漢字4文字で重い印象だが面白い話です。”家庭内別居”よりよかったと思います」とコメント。それを受けて佐藤は「それだと冷たい感じしますよね」と共感し、絶妙なコンビネーションを見せた。このコンビが、どんなドラマを見せてくれるか期待大だ。

また5月8日には柏屋コッコの「離婚同居2ndSeason」の1巻が発売。こちらも楽しみである。

(TechinsightJapan編集部 阿見野真帆)