ケープタウンのショッピングモールで働いている女性が突然腹痛に襲われ、トイレに駆け込んだところ赤ちゃんが生まれてしまった。しかも、出産した本人すら予想しなかった三つ子だった。

その日のケープタウンのとあるショッピングモールは、トイレで三つ子を出産した女性を見ようと人混みができていたそうだ。女性は22歳、すでに9ヶ月になる男の子がおり、まだ妊娠8ヶ月だった。

彼女の働く店舗のマネージャーによると、女性は朝いつも通りに出勤してきたが、突然腹痛を訴え泣き出したそうだ。職員の1人と薬局に行ったところ、病院に行ったほうがよいと言われ戻ってきたが、トイレに行きたいということで彼女の同僚であり従妹の女性に付き添われてトイレに立った。しばらくすると、従妹の女性が血相を変えて戻って来て、彼女が出産しそうなのでタオルをトイレに持ってくるように言われ、マネージャーは驚いたという。その後、様々な人の介助もあり、トイレで無事に出産した。1人目出産の報告を受けた後マネージャーはオムツやベビー服などを買いに走るが、2人目、3人目と報告を受けると驚きのあまり動けなかったそうだ。

驚いたのはマネージャーだけではなかった。出産した本人が、救急車を待っている間に三つ子の出産にショックを受け泣いていたのだ。1人しか産まない予定でいたのが3人になったことで、精神的にも経済的にも不安が募っていたようだ。彼女のおなかは三つ子がいるとは思えないほど小さかったと周りの人は言う。一方、おなかの中には2人以上子供がいると地元の医者に言われて激怒したと証言する女性もいる。

女性と3人の息子は現在病院にいるが、母子共に健康だ。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）