ブランコに乗っている幼い子、後ろからそれを押し続ける母親。彼女はわが子がまさかその最中に呼吸を止めていたとは想像だにしなかった。異変に気付かないままブランコを押し続けたことがとにかく悔やまれている。
米メリーランド州チャールズ郡のラ・プラタにある「ウィルス・メモリアル・パーク」という公園でこのほど、3歳の男児(名前などは明らかにされず)がブランコに乗ったまま死亡したと伝えられ、様々な憶測が飛び交うなど波紋を広げている。
その子の乗ったブランコを後ろから押し続けていたのは24歳の母親。だが彼女は前の晩からその公園にいた可能性があり、「子供がブランコに乗ったまま死亡している」との通報が郡保安官事務所に入ったのは朝7時前のこと。「その母親は異常とも思えるほど長い時間ブランコを揺らしていた」との情報を目撃者から得ており、なぜ長時間を公園で過ごしていたのかなど、保安官は母親に対する事情聴取を続けた。
男児についても司法解剖が行われたが、虐待や事故を思わせるような外傷は確認されておらず突然死であった可能性が高くなっている。「偶発的に起きた悲劇に家族はひどく動揺しています」と保安当局の広報担当者。そうした状況にもわが子の異変を感じ取ることができず、ひどいショックを受けた母親は病院で治療を受けているという。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)