米ミシガン州ヴァンビューレン郡で今月4日、オムツをつけただけの3歳男児が行方不明になり、同郡保安官事務所らが捜索を開始した。男児は通報から約1時間後、捜索隊の見事なチームワークで発見されており、非番にもかかわらず捜索に参加した警察犬の活躍に注目が集まった。米ニュースメディア『Fox 59』などが伝えた。
ミシガン州ヴァンビューレン郡サウスヘブンで4日午後4時頃、オムツをつけただけの3歳男児が行方不明になり、同郡保安官事務所(VBCS)らによる捜索が開始された。家族が男児を最後に見たのは通報の30分前のことで、男児は玄関側の窓の網戸を自分で開け、外に這い出していたという。
捜索は空と陸から行われ、現場近くにはすぐさまドローンが放たれた。またVBCSとミシガン州警察署のK9(警察犬)ユニットらも駆けつけ、無線で連絡を取り合った。
そんななか、その日非番だったにもかかわらず捜査に参加したのは、VBCSの警察犬“クノ(Kuno)”とハンドラーのカルフーン保安官代理(Deputy Calhoun)で、男児のニオイを追って森に入ると、クノが泥の中に小さな足跡を発見した。
こうして森の中で男児の追跡が始まり、午後5時頃、まずドローンが男児を発見。時を同じくしてクノも男児を見つけ出した。自宅から約400メートルの地点で、男児は軽傷を負っていたものの無事だった。
当時のボディカメラの映像では、息を切らした別の保安官代理が、オムツ姿の男児のそばに駆け寄っていくのが見て取れる。そして保安官代理が「ヘイ! バディ」と声をかけると、