ロシアはサーカスなどの舞台芸術が盛んな国だが、サーカスでのパフォーマンス中の事故がたびたび報告されている。このほど同国ロストフ州で開催されたサーカスにて、44歳の団員が事故に遭い、亡くなった。この団員は自転車で綱渡りをするパフォーマンス中にバランスを崩し、6メートル下に転落したという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。
露ロストフ州ロストフ・ナ・ドヌで現地時間14日午後8時30分頃、サーカス団「デミドフ・サーカス」のショーの最中、団員のシクスト・オクタビオ・チャバロさん(Sixto Octavio Chavarro、44)が約6メートルの高さに張られたロープから転落し、搬送先の病院で翌朝に亡くなった。
事故当時、シクストさんはハンドルのない自転車に乗ってロープを渡るパフォーマンスを披露していたが、彼はバランスを崩して頭からアスファルトの床に落下した。当時の様子はSNSに拡散されているが、それらの動画には、転落の瞬間に観客から悲鳴があがり、床に横たわったまま流血したシクストさんの姿が捉えられていた。
ロシアのニュースメディア『161.ру』によると、亡くなったシクストさんはコロンビア出身で、10歳の時にロシアで暮らすことになったという。シクストさんの友人は、「彼は自分のものは惜しむことなく何でも分け与えるような人でした」と語っている。またシクストさんは、