エキサイティングなパフォーマンスで人々を魅了するサーカスだが、団員らは危険と隣り合わせでショーに挑んでいる。このほどイギリスで開催されたサーカスのショーで、男性団員が「死の大車輪」と呼ばれるパフォーマンスを披露していたところ、回転車輪から約10メートル下に転落して大怪我をした。英ニュースメディア『The Sun』などが報じた。
英ノーフォーク州グレート・ヤーマスにある「ヒッポドローム(Hippodrome)」は、サーカスのショーを行うために1903年に建てられた建物である。この歴史ある場所で、今月9日からクリスマスのイベントとして「クリスマス・サーカス・アンド・ウォーターショー」が開催され、人々を楽しませている。
しかし現地時間13日、午後6時半に開催されたショーでショッキングな事故が起こってしまった。当時、男性団員2人が、大きな車輪の両端にある輪の内側と外側をバランスを保ちながら移動する「死の大車輪」と呼ばれるパフォーマンスを命綱なしで披露していた。
男性団員たちは輪の上でバランスをとっていたが、そのうち1人が最も高く輪が上がった約10メートルの地点でバランスを崩し、転落した。観客席から悲鳴が上がり、男性は落下途中に車輪の鉄骨部分に身体を打ち付けていた。観客の中にはパフォーマンスの一部だと思った人もいたようだが、ステージがスクリーンで覆われて見えなくなった時、誰もが大変な事態になっていることに気付いたそうだ。
英ニュースメディア『The Sun』によると、当時観客席にいた非番の警察官と救急隊員が救助に駆けつけ、