駅に着いた途端、アシュリーさんは「これ以上歩けないため、ホームへ行くのに車椅子が必要だ」と言い出した。2人は駅の窓口へ向かい、駅員に「車椅子を貸して欲しい」とお願いした。しかしアシュリーさんが車椅子の予約を入れていなかったこともあり、全ての車椅子が貸し出されて利用することができなかったのだ。
駅員からは「1時間後なら車椅子を貸し出しできる」と言われたが、アシュリーさんは駅員に「それじゃ、電車に乗り遅れちゃうじゃない」と怒鳴りつけ、床に座り込んでしまった。女性はそんなアシュリーさんをなだめようとするものの彼女の怒りはおさまらず、とても恥ずかしい思いをしたという。
やがて駅長が車椅子を持ってきてくれたが、女性はそれまでアシュリーさんにずっと付き添っていたそうだ。その後、アシュリーさんは無事に電車に乗って帰っていったが、旅行から帰ってきて2日後、女性はアシュリーさんから「また1年後に一緒に旅行しよう」と誘われた。
しかし女性は「今回の(旅行の)経験からすると一緒に行かない方がいいと思う」とアシュリーさんに告げ、旅行の誘いを断った。するとアシュリーさんから「あなたって障害者差別主義ね!」と言われたそうだ。女性は投稿の最後に「支離滅裂な彼女に、どうやって耐えたらいいのか私は悪戦苦闘しています」と綴っている。
投稿のタイトルからすると一見、「障害のある友人との旅行を拒んだ冷たい女性」と思われそうなものだが、この投稿には彼女を擁護する声が相次いで寄せられた。
「彼女の行動は障害とは何の関係もない。障害があるというのは理由にならないよ。それは言い訳にすぎない。」
「障害があるからと言って自分の思い通りにさせるために癇癪を起こしたり、人を責めたりしてはダメだよ。」
「あなたは障害者差別主義なんかじゃない。単に旅行の準備をちゃんとしないで必要な予約もせずに騒ぎを起こした人との旅行を断っただけだ。」
また、自身も障害者だという人からは「私は自分の能力に合わせて計画し、それが妥当かどうか常に気にするようにしています。この女性は自分の障害に誰もが対応してくれることを期待しているように見える」といった意見が届いていた。一般的に高齢者や体の不自由な人に対して親切にすることは必然と考える人が多いが、今回のアシュリーさんの行動は「障害の問題ではなく本人の自覚の問題」と感じた人が大勢いたようだ。
画像は『Subject_Shoulder_538 2023年8月31日付Reddit「AITA for refusing to vacation with my disabled friend anymore?」』『New York Post 2023年6月19日付「I was kicked out of a gym for ‘staring’ at a woman ― even though I’m blind」(Instagram)』『Becky Whitworth 2018年8月20日付Twitter「This is my reserved w/chair space.」』『WolfJenko 2022年6月20日付TikTok「Amazing what taking one sock off can achieve」』『Metro 2019年3月18日付「Disabled man turned away from nightclub on his birthday ‘for wearing wrong clothes’」(Picture: NNP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)