その理由はヘンリー王子の洗礼式での出来事がきっかけであったことを明かした。
「ヘンリーの洗礼式の時、チャールズはママのところに行き、こう言ったわ。『がっかりした。女の子が欲しかったのに』とね。すると母親は彼に食いかかり、『普通の子が生まれて幸運だったと気付くべき』と怒ったのよ。」
するとその日から、チャールズ皇太子はレインさんと口をきかないようになったという。
「あの日以来、シャッターが降りてしまった。いつもそうよ。彼は誰かに口答えされると必ずそうするの。」
また別の場面では、ダイアナ妃が継母のレインさんと確執があったことについて、次のように告白している。
「私はとても怒っていた。『あなたのことが大嫌い』と言ったわ。『あなたがしたことで、私達がどれほどあなたを憎んだかを知っていれば良かったのに。あなたが家庭を破壊したのよ』とね。」
「それから『あなたはパパのお金を使い込んだのよ』と言った。できる限りのことを言ったわ。するとレインは『パパにどれだけ辛い思いをさせられたか、あなたには分からないでしょう』と言ったのよ。」
さらにダイアナ妃は、レインさんにこのような言葉を投げつけたとも明かした。
「レイン、苦痛なの? 痛みなんて言葉、あなたには無縁でしょう。私は仕事柄、あなたが見たこともないような人々の苦しみを目のあたりにしてきた。あなたは、それを苦痛と呼ぶの? 学ぶべきことがたくさんあるようね。」
レインさんは、ダイアナ妃の実母フランシスさんがエドワード・ジョン・スペンサー伯爵と離婚後、1976年にスペンサー伯爵と結婚した。伯爵が1992年に他界後、レインさんはチャールズ皇太子やダイアナ妃との関係がこじれたため、スペンサー家の邸宅オルソープ・ハウスを去っていた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)