バービーQがクマに向かって突進し、クマは飛び上がって逃げ出した。
このガチンコ対決は、バービーQの一本勝ちとなった。
クマは少し離れた場所に座り込むが、バービーQは後ずさりせずに立っている。クマが前肢を振り上げている様子は、まるでバービーQに休戦協定を呼びかけているようにも見えて滑稽だ。
クリスタルさんによれば、クマは家畜小屋の中に30分ほどいた後、外に出ていくつかの柵を破壊して去ったそうだが、動物たちは無事だったという。
「クマがあそこまで近づいてもバービーQは逃げなかったんです。信じられませんでした」とクリスタルさんは明かしており、「うちにはガスという名前のヤギがいるのですが、バービーQはこのヤギを怖がります。あのクマの10分の1くらいの大きさなんですけどね」と続けた。
一方、夫婦の友人で今回ハウスシッターを引き受けたクリスティ・ブルックスさん(Christy Brookes)によると、バービーQは人間や他の動物に対して縄張り意識が強い面があるそうで、クリスティさん自身も何度かバービーQに追いかけられたことがあるという。クリスタルさんは「バービーQはときどき気性が荒くなるので、あの日の朝はそんな性格が出てしまったのでしょう」と話している。
なおクリスタルさん一家が敷地内でクマに遭遇したのは、8年間住んでいる中で初めてのことだったそうで、これを機に捕食者の侵入を防ぐために電気柵の設置を計画しているという。これならバービーQも用心棒を買って出る必要もなくなるだろう。
ちなみに今回のニュースには、ネット上でこのような声があがっている。
「いいぞ、バービーQ!」
「くまのプーさんとピグレット!」
「ブタを怒らせたら、本当に怖いからね。」
「ブタを飼育したことのある人なら知っていると思うけど、ブタは賢いだけでなく、犬と同じように縄張りを守ることができるんだ。さあ、バービーQ、クマに誰がボスか教えてやれ。」
「そのクマはおそらく、他の動物たちのために用意されたエサに惹かれたのだろう。ともあれ、“自分の”家畜小屋を守ったバービーQに拍手を送ろう。」
「悪いオオカミがフーフー言いながら3匹の子ブタの家を吹き飛ばしていたとき、このブタはどこにいたんだろう?」
@storyful_viral A mini pig named Barbie Q took on a black bear, protecting her fellow animals, after it breached the fence at a Vancouver Island farm. #bear #pig #heropig #farm #fyp #foryoupage ♬ Dramatic Military – Faid rafanda
画像は『CBC.ca 2023年6月25日付「Watch this small but mighty pig defend family farm from bear on Vancouver Island」(CHEK News)』『ABC7 2023年6月26日付Facebook「A mini pig named Barbie Q took on a black bear, protecting her fellow animals, after it breached the fence at a Vancouver Island farm.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)