詳細は今も明らかにされていない。
なおクロエの隣人であるキーシャ・ゴッドフレイさん(Kecia Godfrey)は、事故が起きたバレンタインデーの午後のことを「家の前には警察車両などがずらりと並び、黄色のテープが張り巡らされた。でも誰一人として、あの家の中で起きたことについて理解していなかった」と振り返り、クロエの逮捕についてはショックを隠し切れない様子でこのように語った。
「あの犬は赤ちゃんを傷つけるつもりはなかったと思う。でも大人の目が届かないところで、赤ちゃんと動物を一緒にしてはダメ。理屈なしにダメなのよ。それでも赤ちゃんが生きていたことは神様に感謝しなくちゃいけないわね。」
実はアポロはクロエがFacebookで見つけた犬で、事故が起きる前日に自宅に連れてきたばかりだったという。この件の後、動物の管理・保護を行う「シャーロット郡アニマル・コントロール、以下CCAC」がアポロを引き取り、10日間の検疫後に別の動物福祉団体へと移送されており、現在は里親を探しているそうだ。
CCACの事業部長ブライアン・ジョーンズさん(Brian Jones)は「これは奇妙で不運な事故だ。犬がバシネットの中に入り込み、赤ちゃんを襲うなんて、私の25年のキャリアの中でも初めてのことだ。本当に珍しいケースだよ」と溜息交じりに語り、女児を襲った子犬がピットブルだったことについてこう続けた。
「ピットブルは攻撃的だと言われるけど、こういった事故は犬の年齢や種類に関係なく起きること。悲劇としか言いようがないね。」
ちなみに女児のその後の経過は良好で、クロエは19日に保釈保証金約107万円(7500ドル)を支払って釈放されている。クロエは監視下での娘との対面が許されているとのことだが、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「子犬の歯はとても鋭いし、子犬にとって子供の手はおもちゃのようなもの。しっかりしつけをしないと、子犬にとっては遊びの延長で噛んでしまう。この事故はピットブルが攻撃的だからというだけでは済まされない。」
「この時期はちょうど歯が生え変わり、何かを噛みたくなるんだよ。」
「生後3か月だったら遊びたくて仕方ないはず。それに噛む力の加減もできないよ。」
「ピットブル、秋田犬、ロットワイラーなどはしつけが欠かせない。それでなければ悲劇はまた起きる。」
「一度人間を襲った犬は、安楽死すべきだ。」
「どんなに小さな犬でも、赤ちゃんと一緒にしたらいけないと思う。特にピットブルは問題が多いからね。」
「赤ちゃんが生きていたことは幸い。」
「ピットブルは今すぐ禁止すべき。何度同じ悲劇が繰り返されるのか。」
「母親を逮捕する必要があるかどうかは分からない。でも母親は赤ちゃんをバスルームに一緒に連れていくべきだった。」
「犬が悪いのではない。母親だ。この犬に早く里親が見つかることを祈っているよ。」
「母親はTHCでしっかりとした判断ができなかったのでは?」
「自分の過失で、手指を失った子を一生育てていかなければならない母親はつらいだろうね。」
画像は『New York Post 2023年6月22日付「Baby loses 5 fingers in pit bull puppy attack, mother charged with neglect」(Charlotte County Animal Control)(Charlotte County Sheriffâs Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)