ハイジさんは「クマは2階の窓にぶら下がっては中に入るという行為を4度も繰り返していた」と明かしている。
クマはその後、駆けつけた警察官に主寝室のドアを開けてもらい、侵入した1階の窓から逃げていったが、ライアンさんは「連絡を受けた時は、気が気ではなかった」と当時のことを振り返り、こう語った。
「クマが侵入したと聞いて、『数千ドルの損害になるのでは?』と思い、一刻も早く家に戻りたかった。でも今回はそれほど被害がなく、正直ホッとしたよ。クマはリスペクトを持った客だった。」
ただクマはさすがにパニック状態だったのだろう。2階の窓枠2か所を噛みちぎっていたそうで、コロラド州立公園を管理する「コロラド・パークス&ワイルドライフ」のレイチェル・ゴンザレスさん(Rachael Gonzales)は次のように注意喚起した。
「クマは冬眠に備えて食いだめするので、これからの時期は見かけることも増えるでしょう。ただ民家などに侵入し、簡単に食料が手に入ることを学んだクマは悪癖を繰り返します。ゴミ箱には鍵をかけ、窓やドアを閉めるといったことを徹底することが大切です。」
ちなみに米ノースカロライナ州からは先月、ある男性の自宅玄関先にやってくるようになって7年目になるクマの家族の話題が届いていた。クマは鳥の餌を狙ってくるそうだが、男性とは特別な関係を築いているように見られた。
画像は『New York Post 2023年6月17日付「Massive bear breaks into Colorado home, devours pork chops: video」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)