
これほどのサイズの個体が目撃されるのはレアなケースだという。クリスさんは「通常、カミツキガメは川底で生活しています。岩の上で日光浴をしているニシキガメやミシシッピアカミミガメはよく見かけますが、カミツキガメはほとんど見かけません。カミツキガメを水の中以外で見かけるとすれば、冬眠を終えた後か産卵のためくらいです。今回の個体は冬眠を終えた直後で、水の中から出て太陽を浴び、熱を集めようとしていたのだと思います」と推測している。
「本当に大きな個体ですよ。実際に計測しなければ正確なサイズは分かりませんが、非常に成熟した巨大なカミツキガメと言えるでしょう。我々はシカゴ都市圏で年に十数匹のカミツキガメの対応にあたっていますが、50~60ポンド(約22.6~27.2キロ)のカミツキガメは非常に稀です。もはや別次元の生き物ですよ」とクリスさんは驚きを隠せない様子で語った。
ジョーイさんが自身のTwitterアカウントにこの動画を投稿すると、「毎日欠かさずトレーニングをしたんだろうな」「なんて大きさだ。いい物を食べているんだね」「甲羅よりも体の方が大きいじゃないか」「もっと大きな甲羅が必要そうだ」「500年くらいは生きていそう」など目を疑うサイズのカミツキガメに驚きの声が相次いだ。
クリスさんは「カミツキガメもこの大きさになると、口に入るものは何でも食べると思います」と話しており、野生のカミツキガメを見つけた場合には捕獲したり邪魔したりせず、遠くから観察して楽しむように注意を呼びかけた。
ちなみに2021年4月にはタイで、規格外サイズの巨大トカゲがコンビニに現れ、騒然とした店内の様子を捉えた動画が話題を呼んでいた。
Chicago River Snapper aka Chonkosaurus. Great to see this beast thriving here on what was once such a toxic river, but is slowly getting cleaned up & restored. Somebody planted a bunch of native plants up the river from here, too. I can only wonder this things been eating. pic.twitter.com/u6bhlpo4p5
— Joey Santore (@JoeySantore) May 6, 2023
画像は『Joey Santore 2023年5月6日付Twitter「Chicago River Snapper aka Chonkosaurus.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)