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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】「最後の散歩は賑やかに」 安楽死する愛犬のため30匹以上の犬が集まり飼い主は涙(英)

最後にエラをお気に入りの場所であるフレイスソープ・ビーチに連れて行くことにした。エラはもともと走るのが大好きだったが最近は関節炎の悪化を防ぐため走りを制限されていたそうで、最後に思い切り走り回れるようにと目的地を決めた。エラの近況をFacebookで報告したサラさんは、最後のお出かけを賑やかなものにするため、他の犬と一緒に走るのが大好きなエラと一緒に遊んでくれる犬を募集した。

「フレイスソープ・ビーチで12時から」と投稿に記載したサラさんだったが、その日は月曜日で平日だったため「知り合いが集まってくれる程度かな」と思っていた。だがこの投稿は多くの人にシェアされ、当日のビーチには約25人の飼い主とともに30匹以上の犬が集まってくれたのだ。

エラのため30匹以上の犬が集まることに(画像は『The Mirror 2023年2月7日付「Dog owner in tears after huge turnout for border collie’s last ever walk on beach」(Image: Sarah Keith / SWNS)』のスクリーンショット)

サラさんは「来てくれた人の中には会ったことのない人もいました。どんな人かは知りませんが、こうした機会に思いやりを見せてくれたことは本当に素敵なことだと思います」と予想外に多くの人が犬を連れて集まってくれたことに感激していた。

長い間、一緒に過ごしてきた愛犬との別れの日だったが、サラさんは笑顔でエラを見送るため涙を見せず気丈に振舞っていたという。それでも「誰かがハグをしてくれた時だけは泣いてしまいました」と涙を抑えきれなかった瞬間があったとサラさんは明かしている。また手縫いの思い出の品をくれた女性もいたそうで、多くの人がこれからエラを失うサラさんの心の痛みに寄り添った。

集まってくれた犬の中にはエラと同じボーダーコリーもいて、エラはたくさんの犬と一緒に1つのボールを追いかけて楽しんでいた。気持ちの良い青い空の下でこれまで全力で走れなかった分を味わうかのように思う存分走り回ったエラは、この数時間後に息を引き取った。サラさんは「今まで多くの犬を飼ってきましたがエラは最高の犬でした」と溢れる思いを胸に笑顔でエラを見送ったそうだ。

ちなみに過去には、白血病の愛犬を手押し車に乗せて最後の山登りへ向かった男性が多くの人の手を借りて頂上へたどり着くことができたというストーリーが人々の涙を誘っていた

画像は『The Mirror 2023年2月7日付「Dog owner in tears after huge turnout for border collie’s last ever walk on beach」(Image: Sarah Keith / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

エラとの別れを決断したサラ・キースさん(画像は『The Mirror 2023年2月7日付「Dog owner in tears after huge turnout for border collie’s last ever walk on beach」(Image: Sarah Keith / SWNS)』のスクリーンショット)

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