エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】木村拓哉「出陣じゃ!」 “ぎふ信長まつり”終えて伊藤英明と「抜け殻みたいに」

割れんばかりの大きな拍手が起こり会場は岐阜市民の熱気に包まれた。

『レジェンド&バタフライ』公開記念トークイベントにて登壇者たち

同作は誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描く、東映70周年記念を冠した大作。その織田信長に扮して騎馬武者行列を終えたばかりの木村は「先程無事にパレードを終えることが出来て、本当に良かったなと思っています。そしてすごく感謝しています。ひとつの大きな山場を終えて2人で部屋で抜け殻みたいになっていたのですが、会場に入られる皆さんの様子がモニター越しに見えて、もう一度自分もヒデ(伊藤英明)も覚醒してここに立たせて頂いております」と挨拶。さらに地元への凱旋となった伊藤が「ただいま!」と大きな声で挨拶をすると、地元のスターの登場に会場からは大きな拍手が鳴り響き、「このような大きなイベントが成功して感無量です。沿道にいらっしゃった方々の喜ぶ顔を見て、本当にこのイベントを開催出来て良かった」と感極まった。伊藤は、木村演じる織田信長の正室・濃姫(綾瀬はるか)の侍従・福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)役を務めたが、「まさか現場のセットの片隅で木村先輩と話していることが現実となって…本当に…すみません」と言葉を詰まらせながら喜びをあらわにした。

トークイベントで挨拶する木村拓哉

さらに木村は「びっくりするほどの雲ひとつない空の下を歩くことができたのは非常に嬉しかったです。たくさんの方の笑顔や気持ちを受けることが出来たので、早くこの作品をお届けしたいなという気持ちでいっぱいです」とコメント。伊藤が「このまま撮影にいけるんじゃないか…というくらいの規模でした」と振り返ると、木村も「撮影現場に赴く際に自分たちに施してくれた汚しや着付けをしていただきました。映画の中からそのまま飛び出してきたような状況でした。馬も実際に劇中に登場した馬なんです」と映画に登場する織田信長と貞家を忠実に再現するためのこだわりを明かした。

「ただいま!」と挨拶した伊藤英明

イベント終盤には柴橋市長から木村、伊藤、大友監督に岐阜の伝統工芸品である“岐阜和傘”がサプライズで贈られる一幕も。このプレゼントに木村は「和傘の内側には織田木瓜が浮き上がって、帰蝶と呼ばれた濃姫の存在も描かれていて素晴らしいです」と和傘を客席へ向けながら笑顔を見せた。

“岐阜和傘”がサプライズで贈られた

最後に伊藤は「このような歴史的イベントが成功したのは皆さんのおかげです。岐阜を制すものが天下を制す! この作品が全国の皆さんに届くように応援してください!」と熱く呼びかけた。大友監督も「先人たちの魂を今の時代にどのように伝えていくかをみんなで知恵を絞りました。岐阜の皆さんには深く、深く届く映画になっていると思いますのでよろしくお願い致します」と述べて、木村が「(信長は)しっかり左右を見分けることの出来る丘としてこの地を“岐阜”と命名したのですが、その場所から“天下布武”を掲げて前にしか進まなかった。この作品もこの岐阜から全国に、世界中に伝わっていったら嬉しいなと思っております」と作品に込めた思いをのせてメッセージを送った。

(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

伊藤英明と大勢の観客

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