その場で気絶して倒れてしまった。その後、少年は駆けつけた警察官と思われる男性にそのまま身柄を拘束されている。逮捕された少年は未成年ということもあり身元は公表されなかったが、彼の少し滑稽にも見える動画は多くの失笑を買い、このような声があがった。
「ひねりも何も無いよね。この窓にぶつかった彼は平均IQを遥かに下回っているんじゃない。」
「でもこの少年、後で『ガラスが見えづらかったせいで苦痛と一生の苦しみを受けた』とか言って店を訴えそうだよね。」
「17歳だから身元は公表されないんだ…。18歳以下だからって社会から身元を隠すべきではないと思う。市民は誰が罪を犯したか、どこに住んでいるのか知る権利がある。重罪の場合は特にだ。」
今回の動画の冒頭に出てくる窃盗事件は今年6月に発生したもので、8月11日にベルビュー警察によって動画が公開されていた。同警察の公式ブログ「Bellevue Beat Blog」によると、この窃盗事件では9万3000ドル(約1360万円)相当のバッグが奪われ、のちに4人が逮捕されたという。
この逮捕された4人は6月だけで同じルイ・ヴィトンの店舗に2回も窃盗を働いていたことが分かっており、今回窓にぶつかり逮捕された17歳の少年は彼らと同じ窃盗グループに所属しているとのことだ。彼らは盗んだ商品をオンラインなどで販売し現金に換えていた。警察によると、一部の企業はこのような窃盗グループによって店舗に多大な損害を受け、閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれることもあるそうだ。
またベルビュー警察によると2019年1月から9月までの間、同様の窃盗事件が131件発生していたが、同警察が窃盗犯罪の取り締まりを強化したことにより、今年1月から9月までで63件に減少したとのことだ。
画像は『New York Post 2022年11月7日付「Man knocks himself out trying to flee store with luxury stolen goods」(Bellevue Police Department)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)