エリザベス女王が今年9月に崩御する前、密かに闘病していたという話題が浮上している。女王は昨年から歩行が困難となり、公の場での公務を取りやめることが増えていた。女王の新たな伝記本によると、その理由は「彼女が深刻な病を患っていたからだ」と主張している。
エリザベス女王は今年9月8日、スコットランドのバルモラル城にて96歳で静かに息を引き取った。その後スコットランド国立公文書館(National Records of Scotland)が公開した死亡証明書では、死因は「老衰(old age)」と記されたのみだった。
女王の死からちょうど3か月となる12月8日、英作家ジャイルズ・ブランドレス氏(Gyles Brandreth)によるエリザベス女王の新たな伝記本『Elizabeth: An intimate portrait』が英国で出版されることになった。
元国会議員のブランドレス氏は生前のエリザベス女王やエディンバラ公フィリップ王配と50年にわたる親交があり、2021年には王配の伝記本『Philip: The Final Portrait』を上梓していた。
新たな伝記本は、エリザベス女王と親密だった著者が女王の驚くべき人生と治世の時代をこれまでにはない視点で描いたものだという。
現地メディアによると、同著では女王の晩年についても綴られており、