エリザベス女王(96)が、スコットランドのバルモラル城で英国の新首相を任命した。最近は健康状態が懸念されている女王の姿が公開されると、王室ファンからは「美しい!」「いつも通り素敵だ」といったコメントが寄せられた。
現地時間6日、ボリス・ジョンソン氏(58)が退任したことに伴い、リズ・トラス氏(47)が新たな首相に就任した。
ジョンソン氏は同日朝、首相官邸前で最後の会見を行った後、スコットランドのバルモラル城に向かい、エリザベス女王に辞表を提出した。
午後には後任となるトラス氏がエリザベス女王と謁見するためバルモラル城を訪問した。通常であれば女王はバッキンガム宮殿で新首相を任命するが、最近は移動が困難なため夏季休暇中のバルモラル城で行うという異例の任命式となった。
新首相となったトラス氏は“キッシング・ハンド(kissing hands)”と呼ばれる政権移譲の手続きを終えた後、バルモラル城をあとにした。
同日、バッキンガム宮殿は声明を発表し「女王は本日、名誉あるエリザベス・トラス議員に謁見し、新政権を樹立させるよう要請しました。トラス氏は女王の申し出を受け入れ、首相兼大蔵省第一卿に任命されたことの手続きを済ませました」と述べた。
トラス氏の本名は「メアリー・エリザベス・トラス」だが、