ヘンリー王子が、ハワイのパールハーバー(真珠湾)をお忍びで訪問していたことが明らかになった。王子がこの場所を訪れたのは、第一次世界大戦休戦記念日を迎えた週末だった。SNSに流出した写真では、スーツを着た王子が左襟に赤いポピーのバッジをつけて現地を見学する様子が捉えられている。
ヘンリー王子が「リメンバランス・サンデー」だった13日、米ハワイ州オアフ島にある慰霊施設「アリゾナ記念館(USS Arizona Memorial)」を単独訪問していた。
同施設は1941年12月7日(ハワイ時間)、日本軍による真珠湾攻撃を受けて沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するものだ。真珠湾攻撃を記憶に残すものとして、沈んだままの戦艦アリゾナの真上に建てられた。
1918年11月11日に第一次世界大戦の休戦協定が締結したことを記念し、11日には英国と連邦国では戦没者を追悼する「リメンバランス・デー」の記念日を、米国では国内の退役軍人を称える「ベテランズ・デー」の祝日を迎えていた。
英国では13日に戦没者追悼式「リメンバランス・サンデー」が開催され、ロンドンの戦没者慰霊碑“セノタフ”ではチャールズ国王とウィリアム皇太子をはじめとする王室メンバーが戦没者を偲ぶ赤いポピー(ひなげし)の花輪を献上した。
ヘンリー王子は現役の王族時代に毎年式典で花輪を捧げていたが、2020年に王室離脱し、米カリフォルニア州に移住した。そのため同年11月の「リメンバランス・サンデー」で代理による花輪献上を求めたが、王室に拒否されていた。
代わりに王子はメーガン妃とロサンゼルス国立墓地を訪れ、白い花を英連邦軍兵士の墓に捧げた。翌年の「ベテランズ・デー」には、