チャールズ国王やウィリアム皇太子をはじめとする英王室メンバーが、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催した戦没者追悼記念コンサートに出席した。当日の会場では、今年9月8日に崩御したエリザベス女王を追悼するアーカイブ映像が流された。歴代で英国軍最高指揮官を最も長く務めた女王にとって、戦没者追悼記念日「リメンバランス・デー」は最も重要な行事のひとつであった。
英国と連邦国では1918年11月11日に第一次世界大戦の休戦協定が締結されたことを記念し、この日は戦没者を追悼する「リメンバランス・デー」に制定されている。
これにちなみ退役軍人と家族を支援する慈善団体「英王立在郷軍人会(Royal British Legion)」では、毎年恒例のイベント「フェスティバル・オブ・リメンバランス」を開催している。
同イベントはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、夜の部には英王室メンバーがロイヤル・ボックスからパフォーマンスを観覧するのが恒例だ。ロンドンの戦没者慰霊碑前“セノタフ(The Cenotaph)”前で開催する「リメンバランス・サンデー」の追悼式に先立ち、君主をはじめとする王族が出席する一連のイベントのひとつとして知られている。
現地時間12日に開催した今回のイベントでは、会場のロイヤル・ボックスの最前列にチャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が座り、後部にはアン王女と夫ティム・ローレンス副提督が着席。この他、エドワード王子とソフィー妃、グロスター公爵夫妻、ケント公爵らが出席した。
今回のイベントは、9月に崩御したエリザベス女王の献身的な奉仕を称えるとともに、