ゾウをはじめシマウマ、バッファローなど1000頭以上の動物が干ばつにより絶命したことを「観光及び野生動物省(Ministry of Tourism and Wildlife)」が発表している。この数は密猟された数の20倍以上にも及んでいるというから深刻である。ケニアの地元ラジオ局の取材に対し、カウンダさんはシェルドリック・ワイルドライフ・トラストの施設にいるゾウたちの前でレポートを行いたかったが、10回のテイクを試みたものの、すべて最後まで読み終えることができずに失敗したことを明かした。「できるだけゾウと距離を置くようにしていたが、集中していたために彼らがこれほどまで近づいていたことに気づかなかった」と語るカウンダさん。途中ですり寄ってきた他のゾウの頭をなでるという場面まではよかったが、キンダーニの好奇心には抵抗できなかったようだ。
なお今回の動画は拡散され、好奇心旺盛なゾウと干ばつの深刻さを伝えるジャーナリストの交流は多くの人の注目を浴びた。ネット上では「このジャーナリストはよくぞここまで冷静でいられたものだ」とプロとしての仕事を称えるコメントや、「最後に彼が笑ってくれてよかった」といった声も少なくない。カウンダさんによるとゾウの鼻が顔を触ってきた時はくすぐったかったそうだが、「ただ冷静になろうと努めた」と当時の様子を語った。そしてゾウの鼻は特にニオイを感じなかったと言い、「もし臭かったら、きっと気が散ってしまうでしょうね」と笑う。自らを「野生動物愛好家」と称するカウンダさんは、こうした動物と近づく出会いをもっと経験したいと述べており、「今のところライオンとヒョウの2種類が残っている」とのことだ。
画像は『IOL News 2022年11月18日付「WATCH: Inquisitive Baby elephant interrupts Kenyan news reporter in the cutest way(Youtube)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)